「小江戸」川越の氷川神社のすぐそばのヤオコー川越美術館へ。
こじんまりとした建物
人通りも少ない静かな川のほとりにあります
スーパーマーケット「ヤオコー」の創業者が蒐集してきたおよそ150点の三栖右嗣の作品を創業120周年記念として展示することにしたそうです。
落ち着いた展示室
「野の花」
「麓郷早春」大作の500号
「ナガールの花束」
三栖右嗣の作品は高い描写力とともに情感がこもった懐かしさを感じさせて好みなのですが、若いころにアメリカのワイエスに師事したという説明を読んで納得。上の「ナガールの花束」を見たときワイエスの「松ぼっくり男爵」が頭に浮かびました。
ワイエス「松ぼっくり男爵」
ワイエス「海からの風」
そして安井賞受賞の「老いる」(習作)は心に深く迫って来るものがありました。
三栖右嗣「老いる」(習作)
今回の春・夏季展示は36点ですがまだ100点以上が収蔵されているので秋・冬季展示も訪れてみたいです。
明るいラウンジ
驚いたのは料金の安さ。入館料は300円ですがドリンクセット付きでも500円。さらにヤオコーカード(スーパーの買い物用のポイントカード)があれば100円引き。そこにヤオコーのおはぎを一個つけてもらって「入館料+アイスコーヒー+おはぎ」で530円!いい絵を見てコーヒーを飲んで美味しいおはぎをいただいてゆっくりしてこの値段。おすすめです。
(2024.05.21)