樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

非日常の2日目

2010-02-04 22:49:50 | 日記
2010.1.31 能登半島、半分の旅

彼らのもうひとつの所望は、氷見からみる立山連峰だった。
これは私も見たことがなかったので、一度雨晴海岸(あまばらしかいがん)から見てみたいと思っていた。
だけど、この日はあいにくの曇り。
どうひっくり返ってもこれは天候に左右される所望だった。
致し方ないが、次回のお楽しみにしてもらうこととなる。

ただし、氷見ブランドの寒鰤はなんとしても食べたい!

なぎさドライブウエイ、この日は波が荒く、進入禁止になっていたが、少々失礼して
一区間だけ波にさらわれないよう注意して走る。その後、北上し
福浦の珍しい古い木造灯台へ。弟さんが灯台めぐりをしているとかでちょうどよかった。
ここは志賀原発のお膝元

そこから、仲代達也の無名塾で有名になった中島町の演劇堂へ。
彼らの姪っ子さんがこの塾生で、今でも現役俳優とのこと。またまた知らなかったが、
その日は仲代さん主演の劇の上演があるらしく、人が多く集まっていた。
この演劇堂は舞台の奥の壁が開閉式となっていて、裏山が借景となる演出もでき、
マクベスを上演するときはこの後ろから本物の馬に乗ってやってくる、なんてことも可能。
その裏に回ってみたのだが・・・冬の寂しいうち捨てられた畑・・・
利用する場合は、ずいぶんと手入れが必要のようだった。

ここ中島町はもうひとつ、牡蠣で有名な土地。
ここの牡蠣は夏でも食べれる牡蠣としても有名。
私は30年近く前に牡蠣ご飯を食べてあたって以来、牡蠣を口にできなかった。だから、
この町を見てみぬふりをして今まで通り過ぎていた。だって、牡蠣は好きだったから。
今回、だめもとでそろそろ時効ではないかと思い切って口にしてみることにした。

焼き牡蠣10個、牡蠣フライ、牡蠣の釜飯、付け合せなどがついて3000円コース
          

牡蠣を目の前にして4人が真剣に黙々と食べ始める。
汁がはねる焼き牡蠣用に紙のエプロンをして、左手に軍手をはめて・・・
う~ん!!!何十年ぶりかに、口の中に牡蠣の香り~♪ 幸せいっぱい~~~
私は控えめに2つだけ口にして満足満足

このあと、七尾のフィッシャーマンズワーフにて鰤と対面
ここで揚がった鰤を氷見までもって行って卸すと、氷見鰤としてブランド賃がついて高く売れるそうな。
ということを聞いて、ここで並んでいた鰤たちも氷見に並んでいる鰤たちも同じ鰤!
という理解の下、食べてほしそうにしている鰤を半身買った。
半身の2分の1を刺身にしてもらい、残りを柵とアラとにわけてもらう。
アラは鰤大根に変身するし、鰤カマは塩焼き!!!
この市場では奥にお箸がしつらえてあり、購入した新鮮な魚をすぐ食せる場所がある。
ここで脂がのった鰤の刺身をたらふく詰め込んだ。
              
半分食べてから気がついた!おっと~写真を撮っていなかった・・・

大好きななまこも試食し、購入。そのほか、素朴なお饅頭などお土産も見繕い、氷見からみる立山連峰はあきらめた。

次は小松空港へ行く途中にあるピッザのお店へ。
マルゲリータ、オレンジピザ、くるみチョコピザ、そしてりんごピザ 
を平らげ、結局は食べ歩きの1日にピリオド

空港へ余裕で着いたと思いきや、出発時間を間違えていて、離陸時間15分前の到着だった・・・が、
そこは田舎の空港。走ることもなく、搭乗できたようでホッとする。
私が搭乗口を後にするときには、お土産やさんもシャッターをすでに下ろしている、最終便だった。

目いっぱい遊んだ2日間、翌週のエネルギー充填完了!

非日常

2010-02-04 22:08:56 | 日記
関東の友人夫妻がわざわざ冬の金沢を訪れてくれた。
物議をかもしているJALのマイルがたまり、期限が迫っているからと、わざわざ金沢(小松)へ
飛んでくれた。北海道でも福岡、仙台、どこでもいけたものを・・・
遠くにいると、こうしてわざわざ訪ねてくれることが正直とてもうれしい。

1.30 朝8時半のJALから翌日夜の8時のJALまですっ飛びで遊びまわった非日常

小松空港からそのまま約1時間車で走り、雪の白川郷へ。
スノーシューをお試しではいて歩いてみたいというご要望に、美しい雪原をお見せしたくまたここへ来た。
前回来た時より3倍もの雪が積もり、駐車場は雪で埋まり、車は雪のために通行止めになった路上駐車。
そこから結局往復3時間半から4時間の雪上歩きを楽しんでいただいた。
広々とした真っ白な雪と木々の黒、このモノトーンの世界は訪れた人だけが味わえる美の宝物


ここで二つ彼らから教わった。
ヤドリギには黄色い実をつけるものと、赤い実をつけるものがあること。

                        赤
                        
ちょうどひとつの木にその二つが宿っていた木があった。
赤い実のほうがおいしいそうな。鳥に直接聞いたわけではないので、定かではないが・・・

           もうひとつは、この写真のごとき、芽吹き
           
            何に見えますか?
            私には笑ったカモシカの顔
これは、どうも栃の木の芽ぶきらしい。サルの顔にみえるのもあり、神様のいたずらか、思わず笑ってしまう。

白川郷はちょうどこの日の夜、ライトアップされるとかで、すごい人ごみ。みんなどうして知っているの?
超高そうなカメラや望遠レンズをつけたカメラを抱えたおじさんたちが、ライトアップされる合掌造りの家の前に
夕方から三脚を立てて、場所取りをしている。
絵葉書と同じようなアングルで撮っても面白くないじゃない?自分らしさを出した写真撮らなきゃ、と思う人は
いないのだろうかねえ。みんな同じ写真で満足できるなら、あんな高いカメラなんて必要ないのに・・・と思ってしまう私。

少々おなかがすいていた私たちは、近江牛コロッケなどをかじりながらささっと散策し、もうひとつの合掌造りの場所へ移動。

相倉の集落群

                           
小さな集落ではあるが、ひっそりと寒さをぎゅっと抱いて生活している感じが伝わる。
派手なおみやげやもなく、ひっそりとしたもうひとつの世界遺産

更年期障害

2010-02-04 20:53:34 | 日記
2010.2 立春

春は嫌い

この年になると誰でも多少の更年期障害に悩まされるはず。
それがひどくなるのは春。

忙しくしていると体の変化には疎くてあまり気にならなかったが、
このごろ別の悩みも降りかかり、落ち込みがひどい。
これも更年期障害のひとつなんじゃないか?と思うことしばし。

でも、いつもと違う。
比較的安定していた精神が、とても不安定で、一番ひどいのが、
今までになかった破壊的な考えが頭をもたげること。
50年生きていて初めてものを投げたい衝動にかられる。

手当たり次第に壁にものを投げてしまった
そんな自分がとても惨めだった
にもかかわらず、また物を破壊したい、
自分を壊したい気持ちが抑えられなくなりつつある。

自分が壊れていくことをスローモーションで眺めている自分もいる。
眺めているうちはまだ大丈夫かもしれない。