樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

白馬岳 2日目

2011-08-12 23:30:02 | 日記
翌朝 4:47 日の出の時間

すっきりとは行かないまでも雨はあがり
ご来光が見れるかもしれないと白馬岳山頂へ

一瞬の静寂な時間

         
               



   
   真ん中のとがった山は信州の戸隠山の隣、高妻山

やっぱりお日様はありがたし。

             後ろを振り向くと、剱岳
           



一度朝食に戻り荷造りして下山の準備
ここで仕事をしている知人いわく
NHK「坂の上の雲」のエンディングに出てくる山の道の映像は
白馬岳から小蓮華山への道だという。
これを歩きたくてやってきたのだ!

ところが、途中もう3度目でちょっと見飽きたブロッケン現象
            
           
  初めての登山客は大喜びでこの混み様・・・

しばらくすると人もまばらになり
  雷鳥のお出まし
            3羽の子連れ

       
  気持ちのよい道を、山を振り返り振り返り歩く
       
         これほどまで天気に左右されるものか、


絶滅の危機に瀕している コマクサ


                
                可憐な花達

白馬大池まで一気にくだり、コーヒーブレーク
そこからまた蓮華温泉まで温泉温泉・・・と唱えながら下る。


             

待っていました!野天風呂!
ここには野天風呂が5つほどあって、めぐって入れるようになっているが、
脱衣所もなく、もちろん混浴

誰~もはいっていないところを見つけて飛び込んだ!!
入ったもん勝ち(笑
なんと気持ちがいいことか~~
たった2日のことが頭をめぐる

山の上に立つと、色々なものが見える
いつも見ているものでも、視点が変わると違って見える
欲張らずにもうこれでいい、と毎回思う
毎回、自分にピリオドを打っている。
いつでも「こんなものでしょう、人生は」と言って消えても
もう悔いははなし
           

山へ

2011-08-12 22:55:23 | 日記
                
         白馬岳 山の尾根を歩いて来た道を振り返ったところ

              
         白馬の隣杓子岳と白馬岳 この間に雪渓が残っている


今回は新潟糸魚川側の蓮華温泉(1500m)から白馬大池経由白馬岳(2932m)へ
7時間の往路

蓮華温泉では晴れていたのに、2時間後「天狗の庭」と称される辺りから
雨が落ち始め、森林限界まで来る頃には大粒の雨となっていた。
白馬大池(2400m)、予定通りきっちり3時間
          
        抜けた途端、チングルマのお花畑が広がる
               

          
           山の谷あいにある池、鏡の如く

ここで横浜の友人夫妻と待ち合わせ(栂池よりあがってくる)だったのだが、
都合が悪くなり一緒に歩けなくなってしまったが、雨の嫌いな友人だから
よかったのかもしれない、と一人思う。

ここの小屋では、カルボナーラやイタメシ、焼きそばなどあり、都会的
さすが北アルプス銀座のひとつ!

ここから小蓮華山(2768m)、三角境(2751m)を経て白馬岳へ向かう。
山を越えると白馬山荘(2840m)

昨年の雲の平~水晶の雨を思えば何が降ってきても大丈夫?!と
歩き始めた。小蓮華山の手前でこんな小動物と出くわす
       なんだろう、ねずみの一種かな?
              

三角境の辺りにはコマクサが群生しているが、それを見る余裕などないほどに
雷が迫っていた。遠くで鳴っていた、いや下のほうでなっていた雷が
上へ上がってきている。6時間近く歩いた頃に雷とは・・・
白馬岳山頂を踏んだ感激に浸ることなく、先を急ぐ
白馬山荘は目の前
           

びしょぬれの登山客でごった返す受付にたどり着いたのは、休憩入れて
ちょうど予定通りの7時間後
この小屋で働いている知り合いが、にこにこと近づいてきた!
ひとなつっこい笑顔健在~~

本日500人の予約、でも予想より150人ほど少ないという。
この小屋は既に100周年を迎えた由緒ある小屋(もちろん立て替えていますが)
トレーニングルームや図書室、資料室など完備
夕食は5回のローテンション、若い人に混じって50~60台のおじさんたちが
アルバイトに入っている。

夕食前にまずはでしょう~

そうこうするうちに
雨もやみ霧も晴れてきた

  雪渓と白馬山頂小屋

           後ろを見上げると白馬山頂
             

夕食までの間、昼寝です。