樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

里帰り

2013-03-10 21:19:24 | 日記
東京に出てきて一年が経とうとしている。

週末金沢へ。
春のように暖かく半袖で居られた土曜
一変して雷、霰、北風の嵐!と
真冬に戻った日曜
金沢はまだまだ一筋縄では
春を迎えられないみたい。

金曜日の夜、450キロ
松本・安房峠経由高山に抜けて金沢入り。
途中平湯トンネルを超え乗鞍岳の近くの闇の中
細いペーパームーンと空が明るく感じる程の星星
手を伸ばして背伸びをすると
そのまま指先を引っ張られ
空に引き上げられても誰もわかるまい。
東京での疲れが吸い上げげられていく感覚
マイナス8℃の世界だった。


土曜日の午後、福井県鯖江の山奥、
池田町市野々(いちのの)村に棲んでいる知人を訪ねる。
水間地区の山隔てて反対側にあるらしく
水が豊富で驚くほどおいしい。
水道はひかず井戸水で生活していらっしゃる。

帰り道、福井平野に広がる
冬から目覚めようとしている田畑に夕日が落ちる。
目一杯広がった空と大地
あくせく歩く人も殺人的な通勤電車もない。


ふぅ~
東京に向かうのがとても淋しい。生活ってなんだろう

Place to be …

祖母の遺品

2013-03-10 20:37:39 | 日記
母方の祖母が亡くなった時に
形見としてわけてもらった小さな腕時計
袂をたぐった時にいつも手首に巻かれていた時計
古くてリューズもとれていた。

そんな時計が復活を果たした!

石川県の小松市にある時計店
いつ直るかわからないけど
それとでもよければ預かるよ、と。

そしてそれから二年が経ちこの古時計、見事蘇った!!

部品が見つかり中をきれいにクリーニング
分解した写真付き

60年前の純粋日本製もの。チクチクと時を刻む音が
しっかり耳に響く。鼓動を聞いたみたいで
涙がでた。



娘が大病を患った際に
あの世から甦らせてくれたであろう、祖母

娘が20歳になる来年
この時計は彼女に譲る。