値段が高いものには訳がある。
コーヒー豆が高いのは、原料のせいもあるだろうが
その手間にあるということ。全部というかほとんどを
手作業でしているからだということ。
機械作業でもできるのだろうけど、品質を見極めるのは
やっぱり人間らしい。
130年も年をとっているコーヒーの木
たわわに成るコーヒーの実
赤くなると収穫の時期
赤くなったコーヒーの実を coffee cherry という
赤くなる順番がその実その実で違っていて
下から順次というわけでもないらしい。気ままなんでしょう。
だから赤くなったのだけを手でもって一粒一粒づつもいでいく
これが、手間がかかる作業なんだそうだ。
そして外側の皮をむくために一晩水に漬けておく
プールに泳がしておくように
コーヒーの実は3層の皮で包まれている。
1層は水でふやかして剥ぎ取る。
次は天日で乾燥させる
湿度が11%になるまで絶対雨などの水分を当てないようにして
乾燥させる。
(なんだかこの作業、昔映画で南部奴隷たちがやらされている作業のよう・・)
後ろの屋根が可動式になっていて
雨が降りそうになるとこの屋根をひっぱってくる。
イギリス・ウインブルドンのセンターコートの屋根みたいなんだけど
実はこれを開発したのは日本人なんだって。
茶色い平面がコーヒー豆の天日干し
均等に乾燥できるようにグランドのならし棒(とんぼ)みたいな
ものでかき混ぜる
雨にぬらしちゃいけない等、まるで梅干の天日干しみたい。
脂っこい皮をはがしていくと
豆が顔を覗かせる
これが生豆
そしてこれを焙煎すると
あのこげ茶色の薫り高きコーヒー豆となる。
「どこどこ産の豆」と袋に書かれている場合
その豆が10%入れてあれば、そう表示できるそう。
100%生産地の豆が入って売られることは少ないのだそうです。
ご用心ご用心・・・