樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

鏡平池

2013-09-17 21:00:56 | 日記

2009年6月最終週末
来週から鏡平小屋がオープンするという準備初めの日
「逆さ槍」で有名な鏡平池はまだ雪に閉ざされていた。


新穂高温泉からの登山道
まだ夏道が雪の下に埋もれ、雪渓の上をほぼ垂直に登りつめた先にこの風景が
目の前に現れた


ここの夏の風景が見てみたい・・・と思ってから
もう4年が過ぎゆく

先日、そのチャンスが訪れた。




左の槍ヶ岳の穂先左に見える小さな尖がり、これは
「アルプス一万尺、小槍のう~えで アルペン踊りを踊りましょ~♪」
に出てくる小槍


風がなかったので湖面はまるで鏡
ちょっと日本離れした風景にここまで登ってくる夏道の大変さを暫し忘れる。

夏しか味わえない、鏡平小屋名物のカキ氷!
山の美味しい水を凍らしたカキ氷は 風景と共に最高の友!


だけど、ここまでの夏道はホンマに辛かった。
もうここへ来る事はないだろうなあ・・・




コーヒービーンズが高いわけ

2013-09-17 20:30:02 | 日記


値段が高いものには訳がある。
コーヒー豆が高いのは、原料のせいもあるだろうが
その手間にあるということ。全部というかほとんどを
手作業でしているからだということ。

機械作業でもできるのだろうけど、品質を見極めるのは
やっぱり人間らしい。


130年も年をとっているコーヒーの木


たわわに成るコーヒーの実


赤くなると収穫の時期
赤くなったコーヒーの実を coffee cherry という


赤くなる順番がその実その実で違っていて
下から順次というわけでもないらしい。気ままなんでしょう。
だから赤くなったのだけを手でもって一粒一粒づつもいでいく
これが、手間がかかる作業なんだそうだ。

そして外側の皮をむくために一晩水に漬けておく


プールに泳がしておくように


コーヒーの実は3層の皮で包まれている。
1層は水でふやかして剥ぎ取る。

次は天日で乾燥させる
湿度が11%になるまで絶対雨などの水分を当てないようにして
乾燥させる。
(なんだかこの作業、昔映画で南部奴隷たちがやらされている作業のよう・・)


後ろの屋根が可動式になっていて
雨が降りそうになるとこの屋根をひっぱってくる。
イギリス・ウインブルドンのセンターコートの屋根みたいなんだけど
実はこれを開発したのは日本人なんだって。

茶色い平面がコーヒー豆の天日干し
均等に乾燥できるようにグランドのならし棒(とんぼ)みたいな
ものでかき混ぜる


雨にぬらしちゃいけない等、まるで梅干の天日干しみたい。

脂っこい皮をはがしていくと
豆が顔を覗かせる

これが生豆


そしてこれを焙煎すると
あのこげ茶色の薫り高きコーヒー豆となる。

「どこどこ産の豆」と袋に書かれている場合
その豆が10%入れてあれば、そう表示できるそう。
100%生産地の豆が入って売られることは少ないのだそうです。
ご用心ご用心・・・