樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

ra kra

2017-01-07 23:04:47 | 日記

大人のための北東北エリアマガジン 「ラ・クラ」


岩手・秋田・青森 バージョン

その中の最後のページに記されている「北東北語辞典」
今回は ねんぷに という言葉
 用例:時間あるがら、まあ~、ねんぷにやっぺし
と使うらしい。

慌てずゆっくりと という意味だそうで、陸前高田等気仙地方で使われるとのこと。
 用例解説:まだ時間はあるから、少しずつやっていきましょう
      (でも、着実にやりきろう、という意味が含まれている らしい)

うーむ、難しい。想像もできない意味・・・

ラ・クラに連載されている さんりく巡礼 の筆者 
平谷美樹(ひらや よしき)さんの記事から一部抜粋

 三陸の北部、田老(たろう)が今回のターゲット

『「津波を経験していない者が、心を痛めていつまでも被災地のことを思ってくれるのはいい。だが、ここに住んで、津波にすべてを持っていかれた者は、いつまでもそれでは駄目なのだ」
それは、実際に災厄の日を体験し、力強く生き延びてきた者にしか言えない言葉であった。人が、本当の意味で救済することができるのは、自分自身だけである。立とうと思った者しか立てないのである。自らの力で立ち上がり、まだ立ち上がれない人たちを励ませるのは、つまり、一度倒れたことのある人なのである。
 前述の人物の言葉は、まだあの災厄の日の中にいて、立ち上がれない人がいるということを意味するのだ。』

『・・・遅々として進んでいないように見えても、復興は多くの人々の力で着実に進んでいる。
 しかし、その道程はまだまだ遠い。』と結んでいる。

まったくその通りだと思う


私では役にたたず、役にたとうと思っていたことさえおこがましさを感じる日々。
明日、成人式を迎える若い人たちがしっかりと立ち、街を引っ張っていってほしいものである。

まさに、ねんぷにやっぺし