樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

なかなか書けない山の話

2010-08-19 23:28:54 | 日記
お盆休みに、実は後ろ立山の水晶岳あたりを歩いてきた。
そのことを書きたいのだけど、想いが強く?気持ちが静まるまで書けない。
疲れているのかもしれない。
休み明けの仕事に追われている、という逃げ口上・・・

なんで山に惹かれるようになったのか?

私の祖父(母方)は新潟県頚城郡高田の出身
豪雪地帯で知られる山に囲まれた村出身だった。
私は訪れたことはないが、祖父は晩年アルツハイマーになりつつも
山へ帰りたい・・とよく徘徊していた頃があった。
山への郷愁、私の血にも流れているのかもしれない。

そんな祖父は富士山の麓の霊園に眠っている。
両親もそのとなりに墓を立て、その向かいには36歳の若さで
天国に旅立ってしまった私のいとこが眠っている。

同じ霊園内に、私の中学高校時代の大恩師と慕っている先生のお墓も
偶然にもある。

ご先祖様の時代から山々と見えない不思議な縁でつながっている、
と思いたい。

お盆

2010-08-17 09:47:09 | 日記
ご先祖様が皆さま一同にこの地上に戻られるお盆の時期。
お墓参りの時期です。

金沢ではキリコという三角屋根のちょうちんのようなものを
お墓の前に飾ります。それぞれに誰がお墓参りに来たかわかるように
名前を書くそうです。

8月の旧盆になんだか慣れてしまって、東京での習慣がすっかり
抜けてしまっていました。いつもより華やかな花を飾ったお仏壇
の写真が7月終わりに届いて、
あっ!7月の15日前後がご先祖様をお迎えする日だった!!
と気づいたほど。

25年も金沢にいるとすっかり忘れてしまって、ご先祖さまに申しわけ
ないことをしました。

ごめんなさい、おばあちゃん、おじいちゃん。
いつも見守ってくださっているのにね・・・

広島・長崎

2010-08-09 23:18:23 | 日記
原爆が投下されてから65年、
平和記念式典が行われた。

毎年、気になっていた言葉・・・
「二度と繰り返しません・・・」とおさめる言葉。
それは違うのではないか。
「二度と繰り返させません」ではないかと。

「戦争」を繰り返さない、という意味ならいいのだが、
「原爆(核爆弾)を使わせない」という意味が込められているならば、
「私達は」「二度と繰り返させません」と言うべきなのでは?
と思っていた。

今年、どういった宣言がなされたのか、まだ読んでいないので
わからないが、たまたま目にひっかかったブログにも同じ感覚の文章が
ならんでいた。同じように考える人がいた。

息子が小学校低学年のとき、
「なんで使ったら危なくて使ってはいけない爆弾を作るの?」
使ったらいけないものをなんでわざわざ作るのか?と問うてきた。
「作るから使っていいと思って使うんじゃないの?」と素朴な疑問。

そう、作らなければ使えない。
爆弾だけでなく、ピストルなどの銃もしかり。
日本の武器製造、売れるから作ってしまっているわけ?
進歩だと確信して開発する?・・・確信犯ではないか。

おろかな人間の行動を抑制するのもまた
同じ人間であること。
核保有国はそれぞれを恐れるが故、廃絶できない。
使う国がなければ、恐れることもないのに。
人間の「恐れ」から現れる防衛本能が保有させているのだろうか。

核兵器廃絶の道はどこまで続くのだろう・・・
私にとってこの世の中、わからないことが多くなってきた。


親 おやおや

2010-08-06 23:39:26 | 日記
連日の暑さ以上にニュースをにぎわしている
長寿者の行方不明

事件にもならないこと自体不思議なのだが、
そもそも、子供の失踪でもあるまいし、
親が死んでいるか生きているかもわからず
家族も探さない・・・ってことがある、ということが
理解できない私。

拉致されたと考えて探さないのだろうか??
親が長生きして、やれ77歳になったから喜寿のお祝い
88歳になったら米寿、99歳になったら白寿のお祝い!!!!と
お祝いをしないのだろうか??

親も親だからこうして子供達に見離されるのだろうか。

昔のように自ら姥捨て山に籠りに入ってそのまま迷惑かけないように
とひっそりと潜んでいるとは思えない。

因果応報
子供達が切れる!家族の絆が希薄だ!などと騒ぐ前に
自分の親をないがしろにしていないか、
バブル期に育った親の世代が
自分達の行動を省みる必要があるんじゃないのかな

それにしても、出てくるわ出てくるわ・・・
身元不明の死体があるわけでもないのに、
行方知れずのご老人、いったいどこに雲隠れしているのだろう。
不思議でしかたがない



白山千振(チブリ)尾根

2010-08-05 00:12:41 | 日記
           
暑い暑いと言っていても暑いばかりなので
日曜日、早起きして白山への登山道のひとつ、チブリ尾根へでかけた。

白山登山道の入り口、市ノ瀬
ここから交通規制があり白山への一般的な登り口である別当出合まではバスでのピストン輸送
でもチブリ尾根はこの市ノ瀬から歩いて別山経由、南竜馬場→白山室道への縦走路の入り口でもある。

日曜日の朝、駐車場はこれまでにみたこともない車の数・・・
車でそれも県外ナンバーの車で満杯!!道路に縦列駐車をしているほど。
さぞ、白山室堂は目いっぱいだろうなあ~ 室堂の収容人数は350人ではあるが。

その車やバスを横目で見ながら、涼しい顔して林道を15分ほどあるくとチブリ尾根の登山道はある。
登山道にはいったとたん、駐車場の喧騒はどこへやら。突然湿った空気に覆われて、しっとりと
すこし薄暗い森を歩くことになる。ここは屈指のブナ原生林、尾根へ出るまでの約3時間、しっとりと
した空気とブナの緑の森林浴を楽しみながら歩く。私の好きな場所!

「白山自然を考える会」がここの登山道保全の委託を県から受け、整備・清掃を行っている。
4年前ほどになる。熊野古道を歩いた後に、この道へつれてきてくれたのは、その会のメンバー。
いきなり登山道の草刈だったけど。それから何度となくこの森には足を伸ばしている。が、
いつ来ても変わらない。木々の太さ、緑の新鮮さ・・・ ブナはブナ自体がとても保湿力が高い。
だから、いつも山全体がしっとりとしている。
水場、のぞきを超えて3時間弱で尾根に出る。そこから程なくしてチブリ小屋へ到着。

今日は人が多い。チブリ小屋にはすでに3人の登山者。すれ違った人も2~3人
白山の登山道は数珠繋ぎであろうから、すれ違うのも大変だろうなあ~ 
山へ来てまで並ぶことはないのに・・・と思いながら。
自分のペースで歩けることが、ここが好きな理由のひとつでもあるのかも知れない。

小屋で一休みしてから、別山へ行くのはあきらめて下山。
もうここで十分^^/
涼しさも、空気も十分 ^^/
雨ではないが霧がかかり、ミストの中をしっとりと歩く。
ブナ林まで降りると雨が降っていても葉っぱが雨を受け止めてくれるので、
あまりぬれない。そんな中の往復6時間だった。


         ご存知、アザミ
         

                 シモツケソウ
                

                                マルバダケブキ