樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

自然の脅威

2011-03-14 22:42:19 | 日記
突然の出張で、3月11日(金)東京にいた。
羽田から霞ヶ関へ行く途中、新橋の駅
地下鉄に乗ろうと切符を買おうとしているときだった。

ぐらっ と第一弾
あれ~私目が回ってる?と思い回りを眺める。
東京に長く住んでいたので、割と茶飯事だった地震、
慣れと言うか、ああ、また地震か、位の余裕だったのに
なんだか目のずれがひどくなった。

周りの人もなんだか様子がおかしい、
地下に閉じ込められるのはごめんこうむりたい、と階段へ向かう。
階段を駆け上ろうとするが、ゆれる船の階段を登るよう
手すりがないと駆け上がれない。
あがったところは新橋のJR高架下。
これまた崩れたら危ない、と判断して広場へ駆け出した。

大勢の人が集まり携帯を片手に上を見ている。
ビルや電柱がゆらゆらと揺れている。
こんな光景は初めてだった。震度いくつかわからず空を眺めていると
周りに居た人が、直下型でなくてよかった、じゃなくてこの大きさだから
震源地はすごいことになっているぞ、と聞こえる。

                
時間もあったので、霞ヶ関まで歩くことにしたが、歩道には
地下から出てきた人たちがあふれていて、地震の話。
そんな話を情報として聞きかじりながら、用事のあった金融庁へ。

用件は12階
エレベーターは当然止まっているので
非常階段を上がるが、上からは職員が避難のためか多く降りてくる

途中また船の中
ぴしっぴしっ、ミシミシっと音がする。
職員の方々が非常階段の扉からたくさん現れる。
揺れが収まるまで、その扉をあけ置くために職員の方と話をしたが、
まったく情報はない。PCがつながらなかった様子。

その後2つの用事を済ませたが、どちらも古い建物で重々しい石の建物
大丈夫か心配になりながら、余震を感じる。

仕事を終了させてオフィスまで行かねばならないが、
タクシーは長蛇の列。
幸か不幸か、この辺は30年近く前仕事をしていたところ。
地理的感覚はあるので歩くことにした。

こんなとき山を歩いていることが役に立つ。
迷うことなく歩くことを選択している自分が居た。

あ~今朝、ふっとスニーカーにしようかと思ったが、
久しぶりに都会へ出るのだから・・・とちょっとヒールのある靴を
選んでしまった。あの時、頭を掠めた思いを大事にするんだった。
でも、選んだ靴はバックベルトで、もう20年は履いている自分の
足にあった靴だったことは少なくとも楽だった。

マグニチュード9
東京は震度5強

先般のNZでおきた地震で発生した地殻のゆがみ
これを地球自身が元に戻そうとする自浄作用が
今回の巨大地震の原因ではないかと、思うのだが。



花咲じいさん

2011-03-08 08:50:30 | 日記
昨日東京で降雪、
ニュースになっていたが
金沢も今朝起きてみると
うっすらと雪化粧
初雪の朝みたい。

葉っぱを落とした木の枝が白く染まり
まるで白い桜が満開のよう
花咲じいさんの仕業かな?
山の木々に粉砂糖を振りかけた風景は
とても美しい。

太陽が高くなると静かに雪は解けて
何事もなかったように
もとの風景にもどる。

この雪景色、今年は今日が見納めだろうから
コーヒー片手にいつまでも眺めていたい…

棚氷

2011-03-05 00:43:59 | 日記
「棚氷」というものを知りました。

南極大陸、雪が降って降ってその重みでその下の雪が固まり
氷になる。これが南極大陸をつくっているもので、
それがどんどんせり出して末端が海へせりだし、
海に浮いた状態で大陸につながっているのが「棚氷」
それがポキリと折れて流れ出したのが「氷山」だそうです。

その写真が
南極観測船「しらせ」に乗って夏の観測隊に同行した
カメラマン芹沢氏のブログに載っています。
昼間でも-22℃の世界

オーロラの写真もすばらしいけど、
この棚氷の写真は私には感動もの!
そして
その棚氷(大きすぎの氷山?)と南十字星輝く夜空のブルー
に心がはりついてしまったのです。

http://serizawan.iza.ne.jp/blog/entry/2167620/
(写真の中に星を示す矢印があるのが残念!)

もうひとつ、
「ブルーフラッシュ」
太陽が沈むほんの一瞬に、それも澄んだ空気の中
気象条件がすべてそろわなければ叶わない
太陽が青く光る瞬間があるのです。
それをカメラに収めている芹沢氏に拍手を送ります。

実際に自分の目で見たら、涙でぼけてしまうでしょう。
計り知れない南極の世界
普通の生活では考えも及ばない世界

若いときにやっぱり
南極観測隊にもぐりこめる手を真剣に考えるべきだった・・・

後悔(航海)は若い時にするべきものなんでしょう。


雪景色 再び

2011-03-05 00:36:10 | 日記
ひな祭り寒波襲来

昔、東京大学の入試の日にはよく大雪が東京にも降った。
ちょうどこのくらいの時期

今年もその寒波に見舞われて金沢は再び雪景色
夜、ところに因るとホワイトアウト状態だった。
田舎道には道路に街灯がなくてまっ暗で、
車のライトをつけると雪片が反射して道路が見えない
もちろん対向車もぼ~っとうっすらとしか見えない                             
そこで、スモールライト+フォグランプにしてみたら
        快適快適!道路状況がよく見えるではないか。


とはいえ、春の淡雪
降ったとしても地面は既に春なのか、
すぐに融けてしまう。
ちょっと侘しい雪釣り姿