樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

金沢の隠れ家

2013-10-10 22:39:50 | 日記
先週末金沢に帰省した。
どうも1ヶ月に1回は金沢に足を踏み込んでいるみたい。
車のメーターも16万5千と距離を稼いでいる。

それはさておき、
今回は金沢在住中にテニスのペアを組んでいた方が
諸事情で金沢を一時的に離れることとなり
「送別テニス&送別会」 があるということで
帰省した。

いつものように土曜日の朝到着し、予定より早かったので
以前住処にしていたところの程近くにある丘陵公園へ寄った。
ススキが秋の風情を際だ立たせている公園からは朝の金沢の街が
一望できる。晴れていれば日本海まで見渡せる。そんな公園を
空の広さを羨ましく思いながら散歩して、いつもの朝風呂(天然温泉)
へ寄り、まずはブランチしながら友人と近況報告。

こういった時間が東京だととれない・・・
こういった話ができる友人がいない・・・
そう、茶飲み友達がいないということ・・・

午後からは今回の本命 テニス
よく大会にでていたコートでのテニス
私が東京から来る事を幹事が秘密にしていたので皆さんサポライズ!
行ってよかったわ~、それだけで話のたねになるからね。

そして一度汗を流して着飾って?金沢駅近くに再集合→送別会。
ほんとに長い間ペアを組んでくれてありがとう。
彼女はその後、石川県女子テニス連盟の理事を長く務めて貢献していた。
頭が下がります。

ほとんど眠らずに車を走らせていたので眠かったけど・・・送別会の後に・・・

いつもは神戸に住んでいる知人のレディースマンションを、空いていると貸していただき
金沢滞在をしているのだが、夜ここでもう一人の古い友人と朝に近い時間まで語りあって
しまった。同い年だからこそ境遇も似ていて、介護が始まったのは彼女が先だけど
悲喜こもごもの話が尽きない。たっぷり酔っ払っていたので少々ろれつが回っていなかった
かもしれないが、こうやって話を聞いたりしたりする時間って大事だな~と思う。
お互い疲れてはいるんだけどやめられない、とまらない。
金沢の隠れ家はなんとも居心地がいい。

翌日も、金沢にいるんだったらちょっと寄って!、といってくださる知人を3件尋ね午後
帰途につく。ありがたき友人達、そして金沢の知人の方々。

テニスのペアとの合言葉 「老後は金沢で!」
さて、どうやって金沢に居をもどそうか・・・
ここ2~3年の宿題です。

山日和にはリベンジの山がいい

2013-10-01 22:00:04 | 日記

まっすぐ伸びた二本の木
その根元に山の神様

今回も安全に下りてこれますように、とまずは神頼みから


昨年強風のため頂を踏めなかった2899mの山へ
お天気が安定しそうな9月最終の週末
ひっそりと足を向ける。


     入り口は沢から
          コケむす林、日差しが入り込んでことのほか明るい


2時間歩いて途中の小屋でブランチ&朝のコーヒー
見事な快晴、山日和
木々も少し色づき始める。

さて、ここから約1時間半の登り
まずはあの鞍部まで。
所要時間は少ないがその分傾斜がきつい急登が続く
         

                     

            尾根までの最後の登り、空はほら!そこに見えている!と自分を励ましながら。
                            

ゆっくりと汗をかかない程度の歩みで登ることを今回の目標とする
速度は遅いが、あまり息もあがらず高度が稼げる


やっと地蔵尾根に出る。
ここは風がいつも強いため、お地蔵さんも飛んでいかないように
石で押さえられている・・・ほど風の通り道


           
            前回は手前の小屋までこのお地蔵様からたった5分だというのに
                    飛ばされそうな強風で立って歩けず、這っていった。


頂きの上にある頂上荘までは40分、風に飛ばされそうでとうてい歩くのさえ不可能だと
前回は諦め、急遽尾根の小屋(下の小屋)に宿泊した。
頂上付近は苦手な鎖場の連続だというし、引くに引けぬ状態だけは避けようと。


今日は雲ひとつない安定したお日和
この頂上と反対側の山へ続く道もあったが、
単独行動の時は無理せず・・・という鉄則のもと
40分かけて直に頂上をめざすことにした。

先ほどよりずっときつい傾斜の登り
鎖や岩場・・・3点支持と言われてもすぐしがみついてしまいそうな角度
足がすくみがちで、聞こえるのは自分の鼓動のみ。
ヒア汗をかきながら、ここの道は絶対下りたくないと思いつつひたすら上をみて登る

誰かが言っていたことを思い出した
「恐怖」とか「怖い」という思い、それを感じる事は人間の生命を守る最後の砦であり、
人間の人間たる所以であり、人間と動物の違い、だと。


さっき出発した尾根の小屋はもうあんな下にみえる。
頂上はもうちょっと!






頂上には 踊るような雲と360度の展望


南アルプス、中央アルプス、乗鞍岳に御嶽さん、北アルプスに遠くは白山までも見渡せる。
明日帰りに寄ろうかどうしようか思案中の中岳とその向こうの山


夕闇迫る頃


            反対側の空は茜色ではなく淡いピンク色
            広い海原にひっそりと佇むような富士山がぷかり
            

                            目を転じると
                           
                             深い海を思わせる雲
                                  まるでモーゼが海を分かつごとく


時間が経つのも忘れて暮れゆく空を眺め続ける、この時間


昼間眺めた尾根の小屋は流れる霧?雲に包まれる

滝のごとく流れ行く空気の水滴は谷間に落ちると ふっと消える・・・どこへゆくのか



一番星が見えてきた
小屋からそろそろお味噌汁の香り

山での消灯は8時頃 でも誰も文句はなくすぐに眠りにおちる
夜中に目が覚め外を覗くと 半分のお月様
意外と明るい  きっと外気は2度くらい

翌朝
日本が目覚める5分前

下界を包む雲は下界の喧騒だけでなく痛みや葛藤、喜びも笑いもすべて鎮め
ただただひたすらに穏やかで、心の平安を保障してくれる。


雲の向こう側が ちりちりと燃え出した
あと1分で陽が昇る


    
                    それまで冷たかった空気が一瞬で暖められて
                                            顔をなでてくる
                              なんというエネルギーなんだろうか


とても珍しい影富士、幻のようなはかない富士が 
御嶽山の横に並んだ


お日様の角度により幻は変幻自在に大きさを変える


向こうに見える槍ヶ岳の付け根にある小屋の屋根が
太陽の光を反射して光っている
まるで何かの信号を送っているようにキラッキラッと





この時の風景が一番好き
降り注ぐ光に山の陰

朝のまどろみ





今朝はゆっくり出発で、6:30 あの下に見える小屋を目指して


        昨日2時間で稼いだ高度を今日は一気に50分で下る
         その分傾斜も岩場もきついきつい

          

                       

下に行けば川沿いの道
秋色にそまったナナカマド


冷や汗も収まり秋を味わわなければもったいない ではないか。




何かの塊・シコリがこうして秋の風、川の流れに溶けてゆく
すっきりと9月にピリオドをうつ。
よき月であった



自動車部との夏休み

2013-10-01 01:22:04 | 日記

自動車部10年先輩達とその顧問でいらした先生との初めての旅




自然に満ちた旅だから・・・とお誘いを受け
生まれて初めての お姫様旅行?!


夕日を眺め
暮れてゆく海の深い色と雲の競演をのんびりとぼんやりと眺め


朝食は時間を忘れて風吹くまま、鳥が飛び交う海辺近くで

〆は
海辺近くで風にふかれて自然に包まれながらのマッサージ
極楽極楽・・・