チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

ミュシャ展へ

2014年06月08日 | 日常
小雨交じりの日曜の午後、車で約1時間の、おとなりH市へ行ってきました。
お目当ては、H市立博物館で開催されている『ミュシャ展』です。



ミュシャは、チェコで生まれて、ヨーロッパ各地で活躍した芸術家です。特に、パリで演劇ポスターの女優を描いたイラストレーターとして有名です。フランス語ではミュシャではなく、ムハと発音されるそうです。

晩年は、祖国チェコに戻り、切手や紙幣をデザインしたり、商業目的以外の団体にイラストを提供したり。プラハ城の大聖堂のステンドグラスにも、彼の作品があって、超有名です。

でも、私は恥ずかしながら、プラハを訪れるまで彼を知りませんでした。
宿泊したホテルのそばに、ミュシャの展示館があったのですが、毎日そこの前を歩きながら、とうとう訪れことなく帰国してしまったし、大聖堂のステンドグラスにいたっては、作者の名前に惑わされず(?)自分がいいなと思ったものの写真を1枚撮ってきたら、ミュシャ以外の作品でした。
それはそれでいいですよね。人それぞれ好みの色づかいやデザインは違いますから。

今回も、『代表作』という言葉は気にせず、好みの作品にたっぷり浸ってまいりました。
作品は、華やかなパリ時代のものと、チェコに戻ってからのものとの、2部構成でしたが、女性の表情や角度の描き方の違いが明らかに感じられて、それが、その頃のミュシャの環境というか、二つの国の社会の違いを想像させてくれました。
チェコ時代の作品に添えられた、チェコ語の単語が読めるのが嬉しくて、単語1個ずつ読んじゃいました。

ちなみに、ミュシャの作品展が東北地方で開催されるのは、今回が初めてなのだそうです。これほど有名な芸術家の、価値のある作品展なのに、どちらかいうと、ひっそりと開催されています。もっともっと派手に宣伝して、多くの人に見てもらいたいですね。

今度の滞在では、歴史的な背景を学んだあとに、ミュシャの作品を堪能してくるつもりです。
もちろん、大聖堂のステンドグラスも(ここ、重要…笑)
コメント    この記事についてブログを書く
« 出発3か月前 | トップ | 自分のイメージ その1 »

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事