チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

放射線治療の晩期副作用

2008年10月20日 | 中咽頭がん 闘病
治療終了後のダーリンひでは、3名の医師に診察を受けています。

頭頸外科:肝心の、腫瘍の様子をチェック。
内科:抗がん剤からの回復を含め全身状態をチェック。
放射線科:唾液や味覚の回復具合と、晩期の副作用をチェック。

放射線科と頭頸外科は、同じように喉の奥をのぞくけれど、目的が違ったわけです。「丁寧に2人で診てくれている。」と思っていました(^^;

放射線治療というと、治療中の痛みや皮膚のただれはよく知られていますが、これら「急性期副作用」に対して、治療が終わって半年から数年してあらわれるのが「晩期副作用」です。
主な症状は、呼吸困難、嚥下障害、開口障害、顎骨壊死などで、急性期副作用と違って、薬など対処法がないのが困りものです。

ダーリンの場合も、終了直後に出てきたのが呼吸困難。のどの内部が放射線治療でむくんでいるせいで、仰向けだと睡眠時無呼吸になります。昼寝中のダーリンが呼吸していないのに気づいて、初めは慌てふためきました。今では慣れて、夜中に呼吸の異常に気づいたら、心の中で何秒か数えて「これ以上は危険??」と思ったら、体をゆすったり向きを変えさせて呼吸させます。
それと、嚥下障害が少し。口に入れたものが、食道に落ちずに鼻に入ってしまうことがあります。

ダーリンひでが乗り越えた治療は、それだけハードだったのですね。症状がこれ以上進まないことを祈るばかりです。
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