午後2時台
いっしょにラジオ深夜便を聴いていたアメリカ人のスティーブが
「うわぁ、やめてくれ!これ以上聴きたくない。ラジオをオフにさせてくれ」
と頭を抱えた。
『コパカバーナ』
『ジンギスカン』
『ノックは3回』
『幸せの黄色いリボン』
懐かしの洋楽が流れていたが。
中村宏アンカーが選ぶ洋楽特集の選曲は
若いスティーブにとっては
ださくてださくてださすぎて
聴くに堪えられない
体調が悪い時だったら
吐き気が出てきてめまいさえ起こしかねないという。
「我がアメリカでは、
市民公園にたむろする不良少年グループを追い払うときに
これらの曲を公園内に流すと
ほうほうのていで逃げてゆくんだ」
そうだ。
米国の自治体の不良少年対策のひとつとして数えられているらしい。
ラジオを切って少し落ち着きの出てきたスティーブは
大きな深呼吸をして次のように呟いた。
「どういうセンスしてるんだよ」
そういえば中村アンカーは
何か月か前も妙な発言をしている。
受話器の向こうの女性は
「日本の犬や猫を飼う世帯が年々増えているようです。昔と違って今は犬や猫といえども、すっかり家族の一人ですね」
と述べる。
すると中村氏はこう述べた。
「今、わが日本は少子化で困ってるのだから、犬や猫を飼うより、もっと子供を産んで(家族の)メンバーを増やせばいいのにねえ」
だって。
子どもを産む産まないは、きわめてプライベートなこと
個人個人がそれぞれの事情できめられることであって
お国の為とか、お国に忖度してとか
国から命令されてするもんじゃない。
右翼のオッサンでさえ今どきはそこまで言わないわ。
どういうセンスしてるのかな。
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