はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

やっぱり寂しい

2022-02-21 01:33:56 | 

ママ猫は一匹で来るが

子猫が来なくなった。

向こうの飼い主が

子猫の里親を見つけたのだろうか。

 

このごろ

ママ猫は子猫に冷たくなっていた。

いっしょにカラダをくっつけて寝ようとすると

「あっちいって。もう!」

とばかり

軽いジャブを放っていた。

そこで子猫はママ猫が寝静まるまで距離を取っていて

眠ったらそぅ~っと近づき

慎重にお尻をくっつけて一緒に眠るということをしていた。

子猫はまだ甘えたい模様だ。

 

 

 

親猫の、子離れの時期なのか。

次のオスとの恋のためには

避けて通れぬ段階というべきなのか。

そうはいっても

唐突な感じを受ける。

ついこのあいだまでベタベタしていたのに...。

じょじょに疎遠になるのならまだわかるが

ある日を境にパタリというかんじで

ママ猫の「猫かわいがり」が消滅する。

犬については

市井のドッグ専門家と自負するぐらいに詳しいつもりだが

猫はよくわからない。

 

おとといまで

つぶらな瞳で見上げていた子猫の

無邪気な顔が忘れられない。

 

話は急展開するが

人間に他の動物とは比較にならないぐらい身近な犬や猫の存在は

この世を支配するおてんとうさまか神様が

人間社会に派遣した

『リットン調査団』だと思っている。

犬や猫は絶えず人間の行動をチェックしていて

神様に報告している。

 

犬や猫の幸福度は

その国、その地域が優しく愛情あふれる社会かどうかの指標であると

信じて疑わない。

 

もらわれたらしい子猫の幸せを祈るばかりの今日この頃。

 

それにつけても

やっぱり寂しい。

 

 

 



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