新しく購入したK10Dですが、ほんの少しだけどAFとフォーカスエイドのタイミングが後ピンな感じがするので思い切ってdebug Modeを使ったAFテストと調整をやってみます。debug Modeは、いわゆるpentax機独特の裏モードで、これがあるのもpentax機が好きな理由の一つかもしれません。今までのPENTAXのデジタル一眼は本体のボタンでdebug ModeにしたりSDカードにコマンドを入れたりしてやってきましたが、今回はNETで噂のソフト「PK_Tether」を使ってみます。ちなみに K10Dのファームウェアのバージョンは1.31で最新です。古い機種ですから今後更新されることはないんじゃないかな(笑)
前もってネットから「PK_Tether」ソフトのダウンロードとパソコンへのインストールをしておきます。「PK_Tether」はフリーソフトです。
K10DにSDカードが入っている状態で電源をONにします。バッテリーも満充電の方がいいかもしれません。
電源ONの状態でパソコンとUSBで接続します。初めてカメラをパソコンにUSB接続した場合は、認識するまで多少時間がかかるかもしれません。
パソコンがK10Dをストレージとして認識している状態で「PK_Tether」を起動します。
「PK_Tether」はK10Dの状態を取り込んで立ち上がります。目的はdebug ModeにしてPENTAX K10Dのピント調整をすることなので他の機能は無視して左上の辺りにあるdebug Modeのボタンをクリックします。
debug Mode ON ,OFFの表示が出るのでONをクリック
debug Mode ON をクリックするとカメラ側のモニターがdebug Mode を表示します。
カメラ本体がdebug Mode になっています。ここでピント調整をカメラ本体側で行いますが、「PK_Tether」とは繋がっていても切れていてもどちらでも問題なく操作できました。
上の表示のとき、MENUボタンを押します。
詳細設定の画面にします。方向キーで詳細設定のカラムからカーソルを外してカメラ前側の電子ダイヤルで画面を送ると通常モードでは3/3の次に元の1/3になるのがdebug Mode ではテストモードって画面が出るようになります。
方向キーの下を押してカーソルをAFテストに合わせて方向キーの右を押す。
するとAFテスト画面になるので、AF Area Testは無視してFocus Corrを選択。方向キーの下を押します。
カーソルが、下のFocus Corrに移ります。ここで方向キーの右左で調整する。プラスで前ピン傾向になり、マイナスで後ピン傾向になる。決めたらokボタンを押す。これで試写して確認。この作業を何回か繰り返して合わせる。一度OKを押して撮影してまたFocus Corrにすると、前回設定値が中央になってますから、そこからプラスマイナスで調整します。たっちゃんは、フォーカスチェックシートを使って調整してます。気に入ったピントになったら終了。
ちなみにMENUを押すかシャッターボタンで最初のdebug Mode だけ表示されている画面になる。ここでパソコンの、「PK_Tether」の画面でdebug Mode oFFをクリック。
なぜかカメラのモニターはまだdebug Mode って出てるけど・・・
Disconnectボタンで「PK_Tether」とカメラとの接続を解除します。ここでパソコンからカメラを切り離して電源OFF,再度電源をONにすれば通常モードに戻ってます。
これでピントもいい感じ!!のはず… たっちゃんは、K-5でもやってみました。元々K-5には、ピント微調整があをますが、それとは別にやはりAFテストの画面が現れました。両者の関連性はどうなってるんでしょう?一応通常でるピント微調整は0にしましたが…
この後、「PK_Tether」は日本語版が現れています。使ってみましたが問題なく使えそうです。
裏モード(うらメニュー)の使用はあくまでも自己責任の範囲内でおねがいします。