京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

祇園祭吉符入り、祭の準備進む山鉾町

2014-07-05 05:46:25 | 2014祇園祭

京都の夏の最大イベント、祇園祭が今年も7月1日からはじまりました。
私のブログでも紹介しましたが、2日には山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式が京都市役所で行われました。

一昨日の3日には、山鉾のひとつ、船鉾に伝わる神面の無事を確かめる儀式「神面改め」が行われました。
船鉾には巡行で役員が持つ室町中期の本面と、ご神体につける江戸後期の写し面があるそうです。




各山鉾町では、祭礼奉仕や神事の打ち合わせを行う吉符入りも始まりました。
祭りにかかせない粽づくりなども各山鉾町で行われます。
ただ、粽自体は、早いうちから上賀茂の農家が内職で作っていると、以前直接農家の方から聞いたことがあります。
山鉾町では、農家が作った粽の袋入れなどをしているのかもしれません。

昨日、四条烏丸の方に所用があり、でかけたついでに、山鉾町を歩いてきました。
山鉾が建ち始めると一気に祭の気分になりますが、昨日はまだあまり変わらない山鉾町の景色でした。
でも、よく見ると、電柱にカバーがかけられたり、各山鉾保存会もポスターや飾り付けもされはじめています。

新町通りと室町通りの電柱








各町会所には、巡行順番を知らせる紙が貼りだされ、注連縄も張られています。
役行者山の町会所です。






山鉾町の町会所は、神社の一角だったり、昔からの町屋だったり、マンションの一角だったりとさまざまです。

綾傘鉾は大原神社の中にあります。






伯牙山は町屋で有名な杉本家住宅にあります。










菊水鉾はマンションにあります。
鉾に登る階段も取りつけられました。






霰天神山も提灯が飾られ、巡行順番が貼り出されています。









太子山も町屋で飾り付けられます。









四条通りの月鉾の町会所です。





蟷螂山も大きなマンションの一階にあります。
ここも注連縄が張られました。





祭りの本番が今から楽しみです。