京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都御苑のアオバズク

2018-06-25 15:43:06 | 野鳥

今年も京都御苑のアオバズクに出会えました。
アオバズクはフクロウ目・フクロウ科の野鳥です。
大きさは27cm~30.5cmで、春から夏にかけて見かけることができます。
色は頭部と体の上面は黒褐色、目は金色、腹は薄茶色で黒褐色の縦斑があります。
夏鳥として全国に渡来し、社寺境内等の大木の多いところに住み、夕方から活動し大形の昆虫などを主に食べます。
声はホッホー・ホッホーと繰り返し鳴きます。

撮影したのは雄です。雌は近くで抱卵中だと思われます。
もうすぐ雛になる頃です。
祇園祭の頃には運が良ければ雛が撮影できるかもしれないです。





































アオバズクの撮影場所は環境省のホームページに掲載されていますので公表します。

ホームページより
京都御苑南部にある宗像神社周辺のクスノキの大木には、毎年4月下旬頃から10月頃までアオバズク が訪れ営巣します。
この時期運が良ければ夕方から夜にかけて、ホウホウという鳴き声が聞けたり、
また7月以降になると、2羽の親と数羽のヒナと仲良く肩を並べている姿を見ることもあります。
平成4年に「アオバズクのすむ森」として、京都府の自然200選に選定されました。




奥嵯峨散策 化野念仏寺、町並み保存館、鳥居本、愛宕念仏寺

2018-06-25 05:31:31 | 京都めぐり



奥嵯峨を散策してきました。
私は奥嵯峨は祇王寺から化野念仏寺、鳥居本、愛宕念仏寺くらいまでと思っています。
奥嵯峨野の中心は古くは化野と呼ばれる埋葬の地でした。
東山の鳥辺野、洛北の蓮台野と並ぶ平安時代以来の墓地であり、風葬の地として知られています。
町並みは化野念仏寺を境に瓦屋根の町家風民家が並ぶ下地区と、茅葺きの農家が多い上地区に分かれています。
情緒ある町並みは1979年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
散策途中には奥嵯峨、鳥居本付近の雰囲気をよく残す伝統的町屋風の町並み保存館があります。


嵯峨野清涼寺から出発します。










紅葉の名所宝筐院





二尊院





祇王寺前を通り過ぎます。





町家風民家が並ぶ下地区です。






























化野念仏寺付近の土産屋





花菖蒲





化野念仏寺入口





化野念仏寺を過ぎたあたり










マツモトセンノウ











町並み保存館です。
鳥居本に到着する直前にあります。
保存館は明治時代初めにこの地に建てられた民家を一般の方々が見学できるように修理や整備をしたものです。









保存館に入ります。

おくどさんと井戸です。





室内には昭和初期の愛宕街道の町並みを精密に復元した模型も展示されています。

戦前の町並み





化野念仏寺





町並みに沿って線路が敷かれています。
これは1929年から1949年まで運行されていた愛宕山鉄道です。
現在の嵐山駅から清滝駅までは鉄道が、清滝川駅から愛宕山の愛宕駅まではケーブルカーがありました。
清滝に清滝遊園地、愛宕山にホテルや飛行塔のある愛宕山遊園地、スキー場、テント村などが設置されて非常に賑わました。
京都愛宕山地区のリゾート施設だったのですが、戦時中に全線が不要不急線に指定され、
戦中時の軍需物質不足に伴いレールを軍に供出したことから廃線となってしまいました。

愛宕山鉄道が運行時の町並み





鳥居本の模型です。
愛宕神社一の鳥居と平野屋です。










町並み保存館を出て鳥居本へ向かいます。
町並みが茅葺き屋根の農家風家屋に変わります。















鮎の宿 つたや
















一品種鳥居と平野屋














店先の花











愛宕念仏寺





この先は清滝です。