京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

嵐山に福田美術館オープン 約100年間未公開の橋本関雪作品公開

2019-10-04 15:15:00 | 京都めぐり


10月1日、嵐山大堰川沿い近くに福田美術館が新規オープンしました。
「100年続く美術館」をコンセプトに、受け継がれてきた日本文化を次世代に伝え、発展に繋がる美術館を目指しています。
オープン記念展示は俵屋宗達や尾形光琳の琳派、狩野山雪、狩野探幽などの狩野派、円山応挙、長沢芦雪、呉春などの四条派など江戸時代の絵画から、竹内栖鳳、上村松園など明治以降に活躍した画家たちの名コレクション品を公開しています。
それらの作品は京都市出身の福田吉孝氏が15年かけて収集したものの一部です。
私が最も期待していた、約100年間未公開だった橋本関雪の六曲一双屏風も展示されています。
コレクション展はⅠ期 10月1日~11月18日、Ⅱ期 11月20日~1月13日となっています。
なお作品は一部を除き、撮影可能です。













10時開館です。










1階は受付とカフェ、ミュージアムショップ、階段を上がってギャラリーがあります。






ギャラリー1














ギャラリー2













パノラマギャラリーには洋画が展示されています。











カフェ
「パンとエスプレッソと福田美術館」です。










美術館より嵐山










ミュージアムショップ





作品は撮影してきましたので、後日整理して投稿いたします。
素晴らしい作品ばかりで、嵐山にお越しのときにはお勧めです。


美術館は『謡曲小督の旧跡』にあります。









作品は後日投稿します。





旧小林家住宅・カフェ&ベーカリー 「パンとエスプレッソと嵐山庭園」

2019-10-04 05:33:23 | 京都の町 町屋・建造物


嵐山付近を散策していると、大きな茅葺農家風建物が目に入りました。
それは、カフェ&ベーカリー 「パンとエスプレッソと嵐山庭園」というお店でした。
東京の表参道を初め、全国で人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の、京都初出店舗というのがわかりました。










京都府指定文化財 旧小林家住宅(江戸時代)の表示柱があります。





築210年の京都府指定有形文化財の「旧小林家住宅」をカフェとして改装し、今年7月7日にオープンしたばかりです。
広い庭もあり、ベーカリーとカフェを庭園とともに楽しめるようになっています。
ただ私の行った時間帯は、店舗の中はお客さんでいっぱいで、中に入れませんでした。










店舗入口付近にこの建物の説明書が貼ってあります。
当主屋は京都府船井郡園部町にあったものを、昭和45年から46年にかけて、移築復原されたものである。
もとの所有者である小林家は江戸時代には宍人村の庄屋を勤めていた。
文化六年(1809)の建立で、屋根は入母屋造茅葺で妻入とし、その内部は片側に土間を寄せ、他方に二列を三室づつ六室を並べた、いわゆる摂丹型に属する民家で、丹波南部地域の江戸時代後期農家の一典型を示している。
この主屋の建築年代は、小林の所蔵の「小林九平衛日記」や戸袋底裏座敷の墨書により知られている。
番付と梁伏を兼ねた板図にも保存されており、民家遺構としては多くの資料が揃っていて、農家建築の実態と動向を知る上でも重要な資料価値をもっている。
なお、この嵯峨の地もこの主屋と同じ摂丹民家の分布に属している。京都府指定文化財

建物まわり















堂々とした建物です。






庭園
オープンしてまだ3ヶ月ですが、庭園内通路脇には青苔が敷かれ、もみじなどの植栽が植えられています。









































主屋の向かい側にはベーカリー店舗があります。
ここで作ってテイクアウトできます。
















店舗前の道路






南側は湯豆腐の嵯峨野





私は流行りの店などには全く疎いですが、最近嵐山に新たな店が次々できています。
コーヒー専門店「Okaffe(オカフェ)」や紅茶と牛乳を合わせたティーラテ専門店「CHAVATY(チャバティー)」などには、若い来日観光客が人気のようです。