京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

2019そうだ京都、行こう 真如堂の次は、永観堂、南禅寺へ

2019-10-23 16:20:13 | 2019紅葉


今年の『そうだ京都、行こう』は真如堂と金戒光明寺ですが、そこから歩いて行けるのが永観堂と南禅寺です。
秋の紅葉にお出かけの方にはお勧めのコースです。

永観堂
総門前に看板が立ちました。
ここのキャッチコピーは、『きっと「一生ものの秋」が見つかります。』
寺宝展 11/6ー12/4 ライトアップ同時開催


1996年ポスター












少しずつ色づいてきました。
11月に入ると池の周りの紅葉がきれいになります。





















南禅寺

1994年ポスター





天授庵ポスター2002年





一昨日の南禅寺





天授庵





法堂





三門





庫裏





最勝寺





疏水





水路閣














紅葉はこれからですが、少しずつ色づいていくのを見るのも楽しいです。





嵯峨大念佛狂言 「橋弁慶」 「大原女」

2019-10-23 05:47:08 | 京都めぐり


10月20日の日曜日、嵯峨釈迦堂(清凉寺)境内の狂言堂で、嵯峨大念佛狂言秋季公演が行われました。









嵯峨大念佛狂言は京都三大狂言の一つで、鎌倉時代に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この狂言は、能楽の狂言とはだいぶ様子が違います。
狂言師というプロではなく、演者も囃子も裏方もすべて住民の手で行われる。
役者全員が面をつける「仮面劇」で、セリフのない「無言劇」。
「融通念仏」と「大念佛会」に連なる宗教的な背景を持っていることが特徴です。

当日の演目
「橋弁慶」
「大原女」 1991年を最後に上演が途絶えていた演目、28年ぶりに復活
「紅葉狩」





開始前の狂言堂






橋弁慶
よく知っている物語では、千本の刀を集めるために夜な夜な五条の橋で刀を持った人を襲っていた弁慶が、あと一本に迫った夜、笛を吹く牛若に出会い、手玉に取られて降参し、家来になるというものです。
狂言では牛若が人斬りででてきます。

登場人物:牛若丸・弁慶・太刀持・斬られ(三人)
女装した牛若丸は五条の橋のたもとで笛を吹き立ち去る。





弁慶は供を従え 五條天神にお参りにやって来る。





牛若丸が通行人を斬り捨てている。
一人目









二人目





三人目も斬り捨てる。









そこへ弁慶が通りかかり大刀打ちとなる。





牛若丸に薙刀を打ち落 とされた弁慶は力つき降伏する。牛若丸は弁慶を従え立ち去る。





大原女(おはらめ)
登場人物:旦那・供・母親・三姉妹

舞台は大原の里。花見にやってきた旦那と供は、そこで母親と大原女である三人娘の一行に出会います。
大原女は、頭に薪や柴を乗せて、京の町へ行商に出かけた大原の働く女性のことです。













三人娘と一緒に酒盛りをしたいと思った旦那は、供に命じて母親に話をつけさせます。









そうして一緒に酒を飲み、盛り上がっていく中、 酔った供が踊り始めます。
あまりにも下手だったため、母親は三人娘に踊りを披露させました。










旦那は、手を叩いて見ていましたが、そのうち浮かれて踊り出し、どさくさにまぎれて娘のひとりの手を取って
連れて行こうとしました。









それをみた母親は大激怒。考えた末、娘と入れ代わって、旦那の求めに応じることにしました。





母親になりすました娘と供は、先に退場。残った旦那は何も知らずにワクワクしながら娘の顔をのぞき込むと、
そこにはお多福顔の母親が。旦那はびっくりし、きりきり舞いして逃げ帰ります。














時間の関係で「紅葉狩」は見ずに帰りました。