京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

秋の花 晒菜升麻、秋桐、伊勢花火、紀伊上臈杜鵑、琥珀上臈杜鵑草、達磨杜鵑草、眉刷毛万年青、大文字草、大文字草、 箱根菊、秋丁字、爪蓮華、曙繻子蘭、縮砂、霜柱

2019-10-20 16:46:56 | 2019 花


秋の花です。

晒菜升麻(サラシナショウマ)
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草植物。
背丈は40-150 cmで葉は互生して長い枝に多数の白い花を付ける。
花には両性花と雄花があり、葉には悪臭がある。
名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来する。





























秋桐(アキギリ)





黄花秋桐(キバナアキギリ)





伊勢花火(イセハナビ) 
キツネノマゴ科イセハナビ属





杜鵑草(ホトトギス)白花





紀伊上臈杜鵑(キイロジョウロウホトトギス)









琥珀上臈杜鵑草(コハクジョウロウホトトギス)





達磨杜鵑草(ダルマホトトギス)





眉刷毛万年青(マユハケオモト)
草丈10〜20cmで、9〜11月にふわふわとした花を咲かせます。
花の姿が眉刷毛(マユハケ)に似て、万年青によく似た葉っぱをつけることにちなんで名付けられました。





大文字草(ダイモンジソウ)













箱根菊(ハコネギク)
関東や中部の山地の草原で花茎の先に白花を一輪ずつ咲かせるキク目キク科シオン属の多年草です。





秋丁字(アキチョウジ)
シソ科 本州(岐阜より西)・九州に分布。





爪蓮華(ツメレンゲ)





曙繻子蘭(アケボノシュスラン)
ラン科シュスラン属の多年草





シクラメン





縮砂(シュクシャ) ショウガ科





霜柱(シモバシラ)








京都の町屋 北区鷹峯街道の商家・民家

2019-10-20 05:39:20 | 京都の町 町屋・建造物


鷹峯街道を北に歩いていくと突き当たりのT字路に信号があります。
信号の近くに源光庵、常照寺、光悦寺などの拝観寺院が配置されています。
古来、「栗栖野」と呼ばれていたこの地は、平安時代、代々の天皇が遊猟、鷹狩に興じていました。
それでこの地が「鷹峯」となったと言われています。
鷹峯街道の中程に豊臣秀吉が外敵の侵入に備えて御土居を構築(1591年)。
江戸時代初期1615年には、本阿弥光悦が御土居以北の地を徳川家康より拝領し、集落(いわゆる光悦村)が形成されます。
ここは京都の芸術・文化の一大拠点となりました。
一方御土居の南は、1640年(寛永17年)に、御典医藤林道寿の一族が広さ約1.2haの薬草園「鷹ケ峰薬園」を開きます。
辛味大根、朝鮮人参、唐辛子をはじめとする野菜を栽培して幕府に納めていました。
この薬草園は明治維新まで管轄していましたが、維新後は解任され、その後農地などになったのです。
現在もこの地は農地でも知られ、市内に取れたて新鮮な野菜を売り歩いています。
一方現在は以前盛んであった西陣織関係や農林業従事者が減少し、宅地開発が進み一般住宅世帯の占める割合が多くなっています。

鷹峯街道沿いの商家・民家

一般住宅やマンションが増えましたが、京町屋のような虫籠窓や格子などの家も見られます。
そういう家にスポットを当ててみました。
街道の北から南に下がって行きます。

松野家
源光庵の向かいの家です。
京都を彩る建造物  選定番号 第1-007号号
約200年前に建築。40年程前の新聞に「典型的な武家屋敷」として取りあげられました。
敷地内には「茶屋四郎次郎邸跡」の石碑があります。





土塀の粋な意匠













鷹峯街道沿いの商科・民家

瀧川株式会社の表札





松野醤油本店
京都を彩る建造物 認定番号 第29号
嘉永4年(1851)に建てられ,通りに東面する主屋と蔵,西側に作業場が建つ。主屋は木造2階建の切妻造桟瓦葺で,外壁正面は土壁のつし2階に虫籠窓がある。醤油蔵は土蔵造平屋建の切妻造桟瓦葺で,外壁は漆喰塗りで腰が鉄板貼りとなっている。主屋の土間には百年以上使い込まれた十石樽が並び,麦炒り機等を現在も使い続けられている。今も十数軒の町家が点在する鷹峯街道沿いの中でも規模が大きく,街道の景観を形成している。













むろい家





史跡御土居跡
造られた1591年当初は街道も史御土居の土塁が連なっていました。
いつしか御土居の一部が崩され街道になったのです。
御土居の内側は洛中、外側は洛外とされていました。





京漬物長八





二軒民家





鷹ケ峰薬園跡






















民家





万湯葉











民家
























京町屋外観の特徴である、屋根の一文字瓦葺き、格子、虫籠窓、一部駒寄は見られますが、ばったり床几、犬矢来、鍾馗はなかったです。