京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

嵯峨大覚寺の梅林

2021-02-25 06:42:16 | 京都めぐり


 嵯峨大覚寺の梅林も見頃開始になりました。
梅林は大沢池の北側、心経宝塔の東側にあります。
春、広沢池周りの桜は美しく、訪れる観光客も多いですが、梅林は京都市民にもほとんど知られていない穴場です。
大覚寺の梅林には170本の梅の木が植えられ、見頃を迎えるのは3月中旬以降です。






大沢池周りを歩き、梅林に向かいます。

















放生池と心経宝塔





石仏群





心経宝塔





























後背に心経宝塔

































大覚寺大沢池附名古曽滝跡

平安時代初期の天皇・嵯峨天皇の離宮に作庭されたと伝わる庭園の遺構で、国指定名勝。
“日本最古の庭池”の一つです。









地面にはオオイヌノフグリやタンポポが見えます。
春の野です。













大沢池

















椿がきれいです。









一周して入口に戻ってきました。





 大覚寺は、嵯峨天皇の離宮跡地を寺院としたお寺です。
代々皇族が住職を務める門跡寺院で、嵯峨御所と称されました。
鎌倉時代には、後嵯峨上皇、亀山法皇、後宇多上皇が相次いで入山し、大覚寺統(南朝)を形成しました。

 大覚寺の東隣にある大沢池は、日本最古の人工的な庭池で、百人一首「滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ(藤原公任)」の名古曾(なこそ)の滝跡があります。
春の桜、夏の蓮、秋の紅葉で知られます。

 大沢池エリアは、これまで桜と紅葉シーズン以外は無料で公開されていましたが、2020年春から通年有料化されました。
2018年の台風21号などでたびたび被災し、災害復旧に加えて今後も健全に維持していくための財源を確保するためのやむをえない判断ということです。
 通年有料化に伴い、五大堂と大沢池エリアを結ぶ拝観ルートが新設されました。