京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

嵯峨野 宝筐院の青もみじとツツジの共演

2015-05-05 05:27:11 | 2015青もみじ

宝筐院は嵯峨野清凉寺に隣接した臨済宗寺院です。
白河天皇の開創、楠木政行、足利義詮の菩提所として知られていますが、
秋の紅葉が格別に美しいところです。
昨年秋の紅葉です。燃えるような色づきは非常に美しい景色です。

紅葉が美しければ、青もみじもさぞかし美しかろうと思い訪れました。


目立たない正面入り口





拝観受付周辺





お茶室のような小さな潜り戸を開けると、目に広がる景色






石畳を挟みさまざまなツツジや草花が見頃です。

























本堂に入りお参りします。





本堂から見える景色です。





書院から本堂の周辺は白砂、青苔と多くの楓や四季折々の草花が目を楽しませてくれます。





















ツツジが咲き誇っています。































ハナミズキもまだ咲いています。









シャガもあちこちに咲いています。




















青苔も美しいです。















青空に映える青もみじ

























青もみじとツツジの共演、いかがでしたでしょうか。
今は訪れる観光客も少ない宝筺院ですが、上質の京都の美があります。




『田中一村、清春芸術村、棟方志功』アートの旅日曜美術館

2015-05-04 14:52:39 | 美術・博物館


先日放送の日曜美術館 『アートの旅スペシャル みつけよう、美』をお届けします。

美術をもっと自由に 楽しもうという、「アートの旅」スペシャルバージョンで、
女優ミムラさん、俳優青木崇高さん、漫画家ヤマザキマリさんがアートの旅に出ます。

ミムラさんが旅するのは、南国・奄美大島です。
憧れ続けて来たひとりの画家が、創作に燃 えた時間を過ごした場所です。
1984まだ無名の頃に日曜美術館で紹介し、 大きな反響を呼んだ田中一村です。
奄美の「田中一村記念美術館」を訪ねます。





一村は明治41年生まれ、50歳で奄美に渡り絵を描き続けました。

いくつかの作品が紹介されました。

「初夏の海に赤しょうびん」
生い茂る南国の植物、岩場に止まる赤しょうびん。










「奄美の海に蘇鐵(そてつ)とアダン」
赤く色づく蘇鐵の実とアダンの実





「不喰芋(くわずいも)と 蘇鐵」
一村最晩年の作品です。
画家自ら命を削って描いた、閻魔大王への土産品と語っています。










「桐葉に尾長」
奄美以前の作品





「浅春譜」
昭和30年代頃、千葉に住んでいたときの作品
農村に訪れたまだ浅い春。この頃の一村は何度も公募展に応募し、落選を繰り返す日々だったそうです。





「海老と熱帯魚」





「びろう樹森」





次は 俳優の青木崇高さんが、山梨県の「清春芸術村」を訪ねます。
建築家安藤忠雄の 「光の美術館」や、谷口吉生の「ジョルジュ・ルオー記念館」など、
名建築と芸術が一体に なったユニークなアートスポットを巡ります。





「光の美術館」





「聖顔」1939 清春白樺美術館





最後は「テルマエ・ロマエ」の漫画家ヤマザキマリさんです。
訪れたのは青森県の棟方志功の記念館と豪雪で有名な酸ケ湯(すかゆ)温泉です。


「二菩薩釈迦十大弟子」1939
普賢菩薩と文殊菩薩、釈迦の十人弟子を描いた棟方の代表作です。










「歓喜頌」1953
大好きだったベートーベンの第九をイメージした作品
棟方の歓喜の世界です。











「北脈の柵」1957
八甲田連峰が女性像で描かれています。
これも棟方の独特の世界観です。





棟方がこよなく愛した、酸ケ湯(すかゆ)温泉
ここにも棟方の絵があります。

「八甲田霊山萬千閣大観之図」





「 酸湯大妙薬師如来尊影」
この温泉のために描いた特別な作品





私はかねてより棟方志功の作品が好きです。
いのちの躍動が感じられるのです。





蹴上浄水場のツツジ一般公開2015

2015-05-04 05:24:01 | 京都花めぐり


今年も鳥羽の藤に続き、蹴上浄水場のツツジ一般公開に行ってきました。
一般公開の期間は5月3日~6日の4日間です。
広い敷地に約4600本のツツジが植えられていますが、今年はどうしたことでしょう、
見頃にはまだまだという感じです。
桜や春の花は例年より開花が早かったのですが、蹴上のツツジは例外だったようです。


9時開門前、大勢の方々が並んでいます。
午後から天気が崩れ、翌日も雨とのことで、朝に集中したようです。





見頃はもう少し先ですが、咲いているところを紹介します。





山の斜面一面のツツジですが、まだ5分ほどでしょうか。


















































京都市内眺望





黄色のレンゲツツジも咲いています。





めずらしい植物です。











ツツジのトンネルも花数不足ですね。











ニュートンのリンゴ、ハンカチノキ

2015-05-03 14:29:11 | 京都花めぐり


今朝のツタンカーメンのエンドウ豆というめずらしい続きで、
植物園で咲いていためずらしい花です。
ニュートンのリンゴの花と名前がついていました。















近くにハンカチノキと呼ばれている植物もありました。

















今日は曇りで数日ぶりに過ごしやすい一日でした。
これから京都も雨になりそうです。
久しぶりの雨のように思います。
青葉若葉、青もみじ、青苔には滋養の雨になりそうです。




北嵯峨野散策 ツタンカーメンのエンドウ豆とレンゲ

2015-05-03 05:28:07 | 京都花めぐり

京都は連日30度超え、初夏を通りこし、夏本番のような暑さです。
昨日の早朝散策は、北嵯峨野の景色を撮影にでかけました。
長閑な景色は平安の昔より変わっていないのではと思わせます。
まだ、田植え前です。
畑には春野菜が育っています。





農道を散策の途中、エンドウ豆の花を見つけました。





ところが、いつもと違う褐色、濃紫色のさやです。





ちょうど農家の方が農作業中でしたので、お聞きしました。
すると、「名前は知らないがエジプトのエンドウ豆」と教えてくれました。
そして「豆ご飯にすると赤飯みたいになる」そうです。
調べてみると、「ツタンカーメンのエンドウ豆」のようです。

このエンドウ豆は、古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出土した豆の子孫と言われています。
1992年墓を発掘した時、数多 くの副葬品の中から見つかったとされ、
それを発芽栽培したのが、「ツタンカーメンのエンドウ豆」として広まったそうです。





並んでスナップエンドウも育っていますが、白い花と緑のさや以外は一緒です。





農家の方いわく、五月中下旬くらいには実が膨らむので収穫するそうです。
またその頃に撮影に来ますと御礼を言いました。

ところで、今回はレンゲ探しの散策でもありました。
田園の一角にやっと発見、まだ咲いています。
















北嵯峨野の竹林の畑、竹の緑も美しいと思いました。


























いつもの広沢の池の景色です。
私が好きな景色です。











ツタンカーメンのエンドウ豆に探していたレンゲ、収穫の早朝散策となりました。






鷹峯光悦寺、常照寺の青もみじ

2015-05-02 13:01:06 | 2015青もみじ

昨日早朝、曼殊院から向かったのは洛北鷹峯です。
青葉若葉、青もみじが美しい季節です。

鷹峯三山の緑もあざやかになってきました。
三山とは鷹ケ峯、鷲ケ峰、天ケ峰です。





一枚の写真に収まりきれませんでしたが、三山連なっていて、
左から 鷹ケ峯、一段低い鷲ケ峰、天ケ峰です。





桜は終わりましたが、私の好きな東山 魁夷の作品を思い出します。

「春静 1968(昭和43)」です。
「鷹峯の勁(つよく)おおらかな稜線は、光悦を、宗達を想い起こさせる。
濃緑の山に対して私は一本の桜を配した。」とありました。





北山杉もきれいです。





光悦寺の参道ですが、早朝のため山門は閉まっています。





青もみじがとてもきれいです。





地面に目をやると、もみじの赤ちゃんです。



























常照寺です。





参道のツツジがきれいです。










ここも吉野門が閉まっています。
来るのが早すぎました。








曼殊院の青もみじとツツジ

2015-05-02 05:22:52 | 2015青もみじ

昨日の京都は30度の真夏日、連日の暑さに少々まいっています。
鴨川の納涼床が昨日から始まり、京都は初夏の装いに入りました。

昨日早朝の散策は、洛北屈指の名刹曼殊院です。
秋の紅葉が美しい寺院ですが、今は青もみじとツツジがきれいです。
私の家からは距離がありますので、車で拝観時間前の早朝訪れました。
私はここの勅使門の景色が好きです。



























勅使門前の道、ツツジが見頃です。



















このあと、紅葉が格別に美しい圓光寺に寄りたかったのですが、
時間が早すぎ、次回のチャレンジにしました。
次に向かったのは、鷹峯の光悦寺です。
ここも青もみじが美しいところです。
お昼過ぎにはアップできると思います。



嵯峨野常寂光寺の青もみじ

2015-05-01 10:36:18 | 2015青もみじ

今朝いつもの時間に投稿しようとしたらできませんでした。
なにかあったのでしょうか。

京都の紅葉の名所、嵯峨野常寂光寺に行ってきました。
秋の紅葉の頃必ず訪れる私の定番スポットですが、今の季節の青もみじも格別です。
京都の桜が終わり、嵯峨野もひとときの静けさをとりもどしています。


青もみじで緑色に染まるかの如し仁王門





仁王門をくぐって見える景色





青苔もきれいです。





本堂に向かう階段中腹から振り返り






上がりきった本堂前からの仁王門






本堂前はツツジ花車が咲き誇っています。





京都市内眺望





本堂庭園





竹林のなかに新しい筍が伸びています。










青もみじに囲まれた多宝塔











寺務所前にもツツジ花車とシャクナゲが咲いています。










鐘楼と青もみじ











私が気に入っているスポットです。
この景色を見るために行っているようなものです。






縦サイズでも撮影してみます。






斜面の青苔もきれいです。











ボタンも咲いてます。





青もみじ、いかがでしたでしょうか。

今本堂が工事中です。
本堂が完成すれはがまたいつもの静寂が戻ってくると思います。