道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

オキナグサ

2018年03月31日 | 飼育・栽培

山野草の栽培に親しんで数十年、多いときには地植えの外に三、四十鉢も育てていた。家に在っても野山に自生する植物をいつも想っていたいからで、芽が出れば、花が咲けば、心は野山に跳んで群生地や生育地に足を運び、天然の草花や樹木を鑑賞した。

その山野草も、旅が多くなるにつれ、潅水その他の管理が不十分になり、種類、鉢数は減って目下はキキョウとオキナグサ、サクラソウぐらいしかない。潅水を気にしないで済むランの類だけが増えている。

翁がオキナグサを愛でても洒落にならないが、キンポウゲ科の植物の中では傑れて花色が渋いこの花、独特の味わいがある。

花が終わるとタネができる。オキナグサの名は、この花が散った後が白髪に見えたことに由来するらしい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 登山スケッチ | トップ | リス坂の桜 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿