今朝は、予約してあった医院に行く日だったので、7時に家を出た。当地の平日、この時刻の幹線道路は出勤の車で渋滞する。
ノロノロ走る車窓から、歩道を自転車で通り過ぎる女子高生の列を眺めていたら、我知らず【女学生】という、60年も前にリリースされた歌のメロディとフレーズを口ずさんでいた。運転していた家内もそれに誘われ、うろ覚えの歌詞を、何とか2人して繋ぎ合わせることができた。同世代だから記憶にあったのだろう。そのお陰で、渋滞に苛立つことなく医院に着いた。
曲はYouTube のabm00005さんから、お借りしました。
この歌がリリースされた当時は既に成人していたやつがれ、GFもいないままに過ぎた高校生活に、忸怩たる念いを抱いていたためか、清潔感あふれる安達明さんの爽やかな唄声が心に響いたのだろう。
60年も前には、歌詞にあるような女学生は、現実に居たのだろうか?
今日の孫たちを見るにつけ、「ステキな女学生」は幻の存在になっていないかと心配する。
第1に、男女共学の高校が圧倒的多数になった結果、思いも寄らなかったことに、今日では女学生が男言葉を遣うようになった。日本人の男性は、男言葉を話す女性に憧れることはないだろう。
第2に、グローバル社会が、純情とか初々しさを評価しなくなった。世間擦れを厭う感情は過去のものになった。妙に訳知りの、世故に長けた娘が増えているように思えてならない。
第3に、若い男女間の社会的・心理的障壁が改善され、意思疎通の障害が取り払われた。障害が多かったから、恋心が募った面もあったのだが・・・
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