てんちゃんのビックリ箱

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なぜ 「新しい」生活様式といったのか

2020-05-10 12:37:53 | 日記
 先日、安倍さんの緊急事態延長に関わる記者会見がありましたが、がっかりしました。その周辺の会見も尾身副座長のものはちょっと面白かったけれども、担当大臣や厚生労働省の動きはがっかりを上塗りするようなものでした。

 ともかく、4月の緊急事態宣言以降政府は何をやっていて、現在はどのレベルで、後一か月でどこまで到達できる予測を持っているかが全然わかりません。

 きっと神風をまっているのでしょう。

 たぶん日本という社会は歳をとりすぎてしまっていて、順調に流れている時リーダーは現在の老人達でもいいが、いざ異常事態となったら頭も含めた体力がなく右往左往しているということだと思います。

こういった場合には老人チームはさっさと降りて、平然と徹夜できる大阪府知事とか北海道知事ぐらいの若手のBチームを準備しておくということが、将来の日本としての教訓になるかと思います。

 さて私は、今回のコロナに関しては、非常にまじめな山中先生のコロナ発信と、危機をお金に換算できる生命保険会社のレポートを参考にしています。
 山中コロナHP:https://www.covid19-yamanaka.com/
 日本生命レポート例:
   https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=64143?site=nli

 ともに、コロナとの闘いは、コロナの症状から長期戦になると考えられています。
そして山中先生が下記の図を提示されました。 この図で、下の感染者増加率を医療体制の強化や生活習慣の変更によって小さくすることで、赤の矢印の位置を右のほうへもっていくことが妥当と考えられます。 現在の緊急事態を解除しても何等かの制限は残り、それを少しずつ解除していくことになります。




 問題はその解除されていく時期、ロードマップで、コロナ以前の制限なしに戻るのはかなりの時間を要するでしょう。

 今回厚生労働省が、「新しい生活様式」ということで下記の内容を提示しました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html

 これを守ると成立しない産業、仕事のやり方を大幅に変えなければいけない産業があります。

 なぜ、「さしあたっての」という言葉ではなく「新しい」という言葉を使ったのか。

「新しい」という言葉は、新しいステージになってこれからずっと継続するというイメージがあります。長期戦すらあきらめたかのようです。

 そこまで考えないにしても、長期戦の期間によっては産業構造、産業形態を変える覚悟が必要になります。
 政府はどこまで考えて「新しい」という言葉を使ったのか、「新しい」というのなら、さっさと各産業や自治体に明確なアラートを出さなくてはいけません。
ともかく過剰に人を集めて仕事をさせたり、イベントをおこなったりする現代の経済学、東京などの都市の在り方に対する挑戦になると思います。
コメント
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