庭の外へ出てみませんか？

実は、下記の記事で庭を抜け出し、逃避行を始めたバラのカップルがいます。
　　冬のピンクパワー　（その２）　2020年2月6日記事
　　（　https://blog.goo.ne.jp/tenchan-ganbare/d/20200206　）

　彼らは冬から春を彷徨い、また近所に戻ってきました。そして仲間を求めて、道路から春の花が咲き始めた庭を眺めて歩いています。



仲間になりそうな花を見つけました。もうちょっとで柵を抜け出しそうです。

＜手を引っ張ってあげたい＞



手を伸ばし
檻抜け出せば
別世界
空気が流れ
時間（とき）動き出す

　スイセンは、まだ外界に興味を持っているだけだが・・

＜賑やかな品定め＞



あれは何？
みんなあそこを！
賑やかに
顔を並べて
行く人楽しむ

　フリージアさんのほうが根性ありそう

＜幸せなフリージア＞



知らなかった
こんな明るい
外界に
出られるなんて
幸せなフリージア

でも　ムラサキハナナさんはしり込みしています。

＜引っ込み思案＞



出てみたい
でも恐ろしい
なぜならば
誰かが言った
私をさらう

すごい結果になることも。木の美意識と家の持ち主の美意識は残念ながら違います。

＜ハリツケだ＞



磔だ
やりすぎちゃったよ
美意識の
対立招き
自然の排除

モッコウバラが太い枝を、壁の外へ出して威張っています。でもそれは持ち主の掌の中。

＜掌の上＞



がむしゃらに
壁突き抜けた
でもそれは
掌の上で
暴れてるだけ

ハナカイドウは、柵の中の現状に満足しています。
彼女は、春に魅力を振りまけるように維持してもらえばそれでよさそうです。

＜ギブアンドテーク＞



春の夢
かなえてくれれば
ここにいる
彼と私の
ギブアンドテーク

でも雑草は柵なんか関係ない。
ホトケノザは、中も外も自由。中で咲いても美しいから愛でてくれます。

＜美しい雑草の自由＞



外で咲く
中でも咲ける
この自由
人知れず咲き
密やかに去る

　さあ　バラのカップルはどうするでしょう。