寓居日記

毎日、何かが起きます。
どう思うか、
何を考えたか。
しっかりと自分を見つめて書いていきます。

しぜんについて

2004-09-13 16:52:00 | 日記
東京へ行ってきました。
日帰りです。

いなかもんには、東京は歩いてばっかりで足が疲れるなあと思います。
田舎では、車が足ですから、歩く距離なんて高が知れてると思います。

地元を出発するときは自然がいっぱい、というより自然しかないという景色が、東京に近づくにつれて、人工物がどんどん増え、自然が足りなくなっていく。
そして都心ではビルばっかり。

都会のお方が自然を欲しがる気持ちも十分に理解できます。
一方、自然しかないこちらの状況もつらいものがあります。

子供たちが県外の大学へ入学し、
そして卒業となったとき、田舎へ帰ってこいとは、とても親としては言えない。
仕事がない、そしてあったとしても条件面、待遇の面で格段の差があることが歴然としているとき、
自然がたくさんだから、帰っておいでとは言えない。
我が家の息子たちは、条件が悪くても、職種が希望とは違っていても、地元に帰ってくることを前提に就職活動していた。
そして帰ってきた。

大学で勉強したこととまったく関係のない仕事をしている。

一方、わたしとしては、こっちに帰ってこなければ彼らにはまた別の可能性があったのではないのかと、
その可能性を彼らは、自分自身の手でつぶしたんじゃなかろうかと、そんな風にも思ったりして。

こんなふうな親の思いは、別としても自然しかないというのもつらいのだ。
自然じゃあ、生活成り立たないもの。

コメント
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