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夜は、定例の稽古日。
中る、中る。
もちろん私にしてはですが。
この中りを貯めておきたいな。

そこでミステリーが発生した。
大きな蛾が道場に飛び込んできたのだ。
この辺では、ダイワン(方言かも）蝶と呼ばれるでかい蛾。

粉っぽくて大きい（１０センチくらい）蛾なんで、
飛び回られると、困る。

おっちゃんが、床に止まったところに茣蓙をかぶせた。
その後、スプレーの殺虫剤を手にして、茣蓙をめくったら、
蛾がいない。
５人の人間が見ている中で茣蓙をかぶせたのに、
そして、５人の人間が探したのに、
蛾は見つからず、
どこへ行ったんだろうとしゃべっていました。

ミステリーだ。

しばらくしたら、
その場所から、わき上がるような感じで、
蛾が出てきた。

どこから出てきたんだろう。
なんとも不思議なことである。

殺さないで、道場の外に箒で掃きだしてやった。

そしたら、光に惹かれたのだろう、
また入ってきた。
殺虫剤で、ご昇天してもらった。

あの蛾はどこに隠れていたのか。
不思議だ。