食欲

夕食時、
父が言うのに、こうこうしかじかで、食欲が湧かないと言う。
今日のデイサービスの時も、
食欲が湧かなくて、
ほんのわずかしか食べなかったと言う。

私「ふーん、じゃあ寝酒も飲めないね」
父「それは、大丈夫だ」

都合のいい食欲不振だね～。
お米の水なら大丈夫なんだ～。

父、にやにやと。

年寄りのいうことを真に受けて、心配しなくなった。
一回、二回、食事量が少なくても、
死にやァしないと思う。

それと本人も言うのに、「おれは、十分に長く生きた」

本人が心身ともに安らかに、
日々の生活ができればそれで良いと私は思っている。

身体に良いとか、
悪いとかじゃアなくて、
本人が希望するかどうかで、いろんなことを選択していきます。

できるだけ長生きしてほしい。
大変な部分も出てくるであろうけど、
そのために、私はここに居るのだし、
ほんのわずかな親孝行かなあ。
まだ、私は親孝行らしきものは何もしていない。

これからである。

父の理解ある考え方のお陰で、私は、のんびりと日々生活できている。
感謝ばかりである。