一休み

入院覚書は一休み。

昨日、土曜日は東北のえら～い弓引きさんたちが、
武道館で大会でした。
参加できるだけでも、大したものです。

当弓道会のお方も一名参加でした。
私がいつも一緒に稽古をさせてもらっている教士の先生です。

男女５０名、各県４名、昨年度の優勝者男女各一名。

予選途中から観戦しました。
その中で、あ～、このお方が引く弓が良いなあと思うお方が一人。
一回目の予選の結果は、
このお方が最高得点でした。
やっぱりね。
私の目もまんざらじゃあないなと、思ったことでした。
単に、好きか嫌いかで見ているだけなのですがね。

予選二回目、
このお方、一回目あんなに素晴らしかったのになあ。
二回、そろえると言うのは難しいことなんだなあと思った。

こういう素晴らしいお方でも、
心の持ちようで、崩れる。

私ごときが、崩れようが、何事があっても、
当たり前なんだなあと、言い訳のセリフを思ってしまった。
こういう言い訳を考えることがいけないんだと思うのですが。

決勝戦には、男子１０名、女子１０名が通過(的中数＋審査員の採点）です。

決勝は、単純に的中数です。
このお方は、予選通過しました。
結果、優勝しました。素晴らしい。
当弓道会の教士の先生は、予選は通過したけども、
残念ながら、決勝では、的中数が少なくなってしまい、
入賞できませんでした。

今日は、何事もなければ新潟での審査のはずでした。
仕方ないなあと思う。

仙台在住の友達が、今日早朝に訪ねてきてくれた。
実家に来たので、ちょっと寄ってくれたのでした。
あな、うれしや。

来月は、仙台で審査があります。
申し込んではあるのですが、
行こうか止めようかと、迷っていたのです。
気力の無さを感じているからです。
でも、
彼女が言うのに、
家に泊まりなよと言ってもらった。
やっぱり、申し込んであるんだから、
行ってみようかなと思ったことでした。

入院覚書３

５月２９日。
この日の食事の摂取カロリーは、1069ｋカロリー。
体力回復のために、
食事を全部食べるというか、飲む。
ちょっとお仕事である。
口の中全部舌なのですから、どうやって落とし込むか(笑）。

ずーっと病室にいるので、気分的に落ち込む。
本を読む気にも、パズルをしても、集中が続かない。
わずかばかりのストレッチをする。

まだ、痛み止めを使用中。
今までは、ナースコールで痛み止めを持ってきてもらっていたが、
自己管理となった。
６時間は間を開ける、摂取した時間を記録し、
指定の容器に包装材を入れるというものでした。
錠剤を口に入れても、
口の中での所在が分からない。
腫れた舌の下にあるような、ないような、
舌の上に確実に載せて、ごっくんするように加減するのが、
結構、むずい。

午後にシャワーを使うことが可能になった。
点滴のための針が左手の甲に付いているので、
ビニール手袋をつけて、テープで防水する。
きっちりとお肌に粘着している。
これを外すとき、大変だろうなと思っていたら、
そうではなくて、粘着力は強く、しかし、
はがすときには、簡単にできたテープでした。
テープの材質が少し弱いのかなと思った。素晴らしい。
気分がだいぶいい感じになった。

朝、部屋のそばにある処置室で、傷を見せて、消毒してもらい、
朝、夕の抗菌剤の点滴のみ。
時間の経過とともに、快方の方向へという感じがした。

大学病院だけあって、この病気の研究調査の依頼を受けた。
特別なにか負担があるわけじゃあなくて、
アンケートに答え、病気の経過をデータとして使わせてくださいということでした。
ごくわずかな協力で、今後誰かのためになるならと思った。

夜、患者支援コンサートがあった。
松山千春トリビュートバンドと、ごやさんというお方。
それぞれに、私には耳になじんだ歌でした。
ごやさん、美声、すごーい。
バンドのほうは、ごやさんとはまた違う美声。
それぞれに、聞きほれてしまった。
痛み止めが、１時間ほど遅くなった。
よく眠れた。


５月３０日
1072ｋカロリー。
まだ（９時）、痛み止めを使っていない。
そのせいか、気分が良い。
朝食前に体重を測ってみた。
数字は恥ずかしいので、書きませんが、よ～～し、２キログラム減。
１０００キロカロリーの摂取では、
体重は減るよね。
今日も、食事は完食、飲む。

コインランドリーで、洗濯をした。

問題は口の中だけで、何でもできる状態です。

つづく

入院覚書２

５月２６日
何事もなし。
二男坊、ゆきちゃん、ふうちゃんが見舞いに来た。
午後９時以降、食止め。

５月２７日
朝一番目の手術を受けます。
７時くらいに病室で手術着に着替え。
道着の襟、袖がない形。
それを後ろ前に着用する形である。
ヘンな形である。
更に、肩線には面ファスナーが付いていた。
弾性ストッキング着用。
何ともないのに、車いすで手術室のある３階に
エレベーターに向かう。
ちょっと恥ずかしい気分。

８時４５分、手術室到着。
３階は、手術の部屋が、ずらっと並んでいて、
もう、始まっている部屋もあった。
私は４号室。病院だと嫌う数字ではあろうけど、
普通にあった。

機器を取り付け、深呼吸４回、
麻酔が効いてきた気がして、「効いてきた」と一言で、
私は、別世界へ。
目が覚めたら、手術はもうおしまい。
なんだか不思議な気分だな。

手術台から、ストレッチャーに移動の時、
少しばかりの吐き気があったが、何も出てこなかった。
もとの部屋に戻る。
時間を聞いたら、２時間経過していた。

さすがに、手術終了後は、辛い。
点滴がされていた。
それほどの時を置かず水をのむことが許可された。
腰が痛くなるほど、ず～～っと、寝た。
舌が腫れ、ほっぺも腫れ、首筋も腫れている。
口を開くのも億劫、痛み止め３回使用。
水を飲むのも、薬を飲むのも、加減が必要だった。

これら経過、すべてノートのメモに書いておいたものです。
こういうものを書くことができたというのは、
辛いとは言いながらも、まだまだ楽な方の術後なのでしょう。

５月２８日
医師曰く「もっとはれますよ」
教授回診。
どこぞのような行列など無し。
入院部屋のそばの処置室で、傷を見せる程度。「きれいですね」だって。

この日から昼食が出た。
一日１０００キロカロリーほどのお食事です。
すべてミキサーにかけてある。
スプーンもお箸も使わない。
飲む。
生傷があるのに、大丈夫か？怖いなあ。
食べたくなかったが、体力回復には食事が必須。
この日は、採血、レントゲンだった。

つづく

入院覚え書き

入院覚書
入院初日は５月２４日。
長男坊のボロの軽車で、病院へ。
お産を除けば、初めての入院である。
いろいろと説明を受ける。看護師さんからの説明、
麻酔科、口腔外科それぞれの先生からの手術についての、
説明とか。
覚えきれないくらいいっぱい。
どのお方も、一生懸命わかりやすく説明してくれていると言うことが分かる。

食事は、昼食から食べた。
一日につき１６００キロカロリーです。
薄味、少ない分量。
今まで、いかに塩分たっぷりと、
そして大量に食べていたかがよくわかった。
基礎代謝は落ちてきているのに、
何の考慮もなく、
たくさん食べていたわけで、
肥るのは当たり前と理解した。
これから２週間、痩せることができそう。

４人部屋。
この日最初に私が入室。
窓辺のベッド。
その次が、私より少しばかり若いお方。
この方とは気が合って、楽しかったです。
あとは、おばあさん二人が入ってきた。


５月２５日
この日は、土曜日、何もすることがない。
ストレッチをする。
何もしないで、病人らしく寝ていると、
頭が痛くなる。
肩甲骨を動かし、スクワットをして腹筋、など。
暇。
本を読み、幹事クロスワードパズルをして、
時を過ごす。

帰宅

本日午後７時くらいに帰宅しました。
１３日間の入院でした。

身体は元気。
口の中だけが、まだまだ腫れていて、食事に工夫が必要です。
普通の食事がとれません。
おかゆとか、ミキサーにかけたものでないと、食べられません。
食事に禁止事項は何もないのですが、
舌の感覚が戻っていないのです。
舌をかみそうで怖いのです。
あと、数週間は続くそうです。

先生の説明によれば、ごく初期だったし、
患部は、完全に切除できたとのことでした。
これからは、
再発、転移がないか、調べるための通院が必要とのことでした。
月一の通院、３か月に一度のCT検査をする予定だそうです。

約２週間の入院で、
自宅のきぬさやはたくさん成っていて、
バラも咲いて、
チューリップは、葉っぱが完全に枯れていました。

郵便受けには郵便物が溜まっていました。
食洗機を開けてみたら、
なんてことでしょう汚れた皿が残っていました。
ガビ～～ン、大失敗。
丁寧な洗いのコースを使って今洗っています。