NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

父と暮せば

2011-07-21 21:59:06 | 映画
今日は秋か!と思うぐらい涼しかったですね。
でも涼しい夏なんか嫌だ!

そういえば先日映画鑑賞100本を達成しました。
去年より若干遅いペースですが、年間150本鑑賞を目標に、日々映画を楽しみたいです

俳優の原田芳雄の死にはビックリでした。
先日観た「奇跡」にも普通に出演していたし、「大鹿村騒動記」の舞台挨拶での姿に涙が出そうになったのでした。
思えば最近邦画をよく観るようになって、原田芳雄が出てくる映画をよく観ている気がします。
「ウルトラミラクルラブストーリー」や「たみおのしあわせ」にも出演していたなぁ。

というわけで原田芳雄追悼の映画感想として、今年の春に観た「父と暮せば」(2004年、日本映画)の感想を書きます。
井上ひさし原作・黒木和雄監督作品で、ほとんど宮沢りえと原田芳雄の2人芝居の映画です。
広島原爆に被爆してから心を閉ざしている娘(宮沢りえ)の元に、原爆で亡くなった父(原田芳雄)の幽霊が現れ、娘を見守ると言うもの。
幽霊と言っても普通の父親のように家で過ごしているから、そんなホラーな感じではないです。
宮沢りえが凄く良く見えるのも、やはり見守っている原田芳雄の名演があってからこそでしょう。
黒木作品は「紙屋悦子の青春」もそうだけど、人間の心理描写に長けている気がします。
原爆の絵もどこか怖ろしい(という言葉だけでは済まされないが)。
戦後、同じような悩みを抱えたであろう一般人の姿をしみじみ描いていて印象に残る映画です。
原田芳雄の名演に☆一つ追加で評価は満点の《》です。

改めて原田芳雄の死に合掌です。

今日一番聴いた曲:The call of Ktulu/METALLICA