広島にお越しの際は、是非とも見ていただきたいのが次の二箇所である。
最初は西区江波山の頂上にある、日本でただ一箇所の気象台博物館。 被爆当時の樋や、窓枠など当時のまま保存されている。 今ひとつが、あまり知られていない場所で、「広島が空襲によって壊滅的状況」であることが打電された場所である。 打電したのは、勤労奉仕中の女学生である。 その無線信号が発せられたのが、広島城南西部分に有った「中国管区指令本部」の地下壕だ。
立ち入りは出来ないが、この地下壕から発せられた無線を、福岡の部隊が傍受。 広島が壊滅的状況であることが東京に知らされた。
本日午前中に訪ねてくれた市議会議員に、八月六日の前後三日間は一般に開放すべきむね要望しておいた。 広島城では、多くの兵士や動員された学徒が原爆の被害者となった。 しかしながら軍の上級幹部は、今私が住んでいる「可部町」の高等女学校に疎開していて、誰一人被害者とはなっていない。
あの惨状から七十年が来る。 今再び、戦場に若者を駆り立てる法整備がなされようとしている。
歴史が再び繰り返されるのであろうか・・・・・・・・。 広島にお出かけの切は、お城の西側入場門から入って左側を注意して進んでいただくと写真のような施設が見つかるであろう。 七十年前ここで起きた惨状を語り伝えたいものである。