先日紹介した「萬国製針」や、今回紹介する「モルテン」、「ミカサ」は何れも山陽本線横川駅を中心に半径300mの中にある。 「モルテン」は元々自動車部品や、船の部品を作っていた。 「三菱造船」や自動車の「マツダ」の下請けとして頑張っていた。 「ミカサ」は大正時代から、造船のスクリューの軸を作る「明星ゴム」として名を成していたが、戦後復興の過程で「ボール」を作ることに成った。 その要因は、「競技用ボール」は、總て革製であり、その皮を扱う集団が身近に存在したことだ。 南に下る事500mに、西日本最大の被差別が存在し、皮のなめしから加工まで一貫して出来る技術がそこにあったからだ。
ミカサのボール モルテンのボール
現在ではこんなデザインだが、昔々のドッジボールを思い出して頂くと、外皮が皮で、中にゴム製の風船が入っていたのをご存じだろうと思う。 現在では工場は郊外に引っ越したが・・・・・・。
世界の球技をこの2社が支えている。
これはビーチバレー用
オリンピック公式ボールも「ミカサ」と「モルテン」が分け合っている。 今や両社とも世界の企業だ。