昼過ぎから厚い雲が西から流れ込んで来た。 時々、時雨雨が落ちてくる。 その合間に日差しが差し込み、部屋を明るくする。 本を読むにはちょうど良い。 それにしても、町内が物静かで人の気配がしない。 宅配便も今日はお休みなのだろうか。 妙に静かな午後だ。 TVは相も変わらず、トランプと新型肺炎ばかり流している様だ。 いっそのこと、オリンピックを秋までずらせば事足りるが、そんな意見を言う気力と能力は安倍総理にはお持ちでない様だ。 この様子では土壇場で「中止」なんてことに成らなければ良いのだが。 案外、なる予感が強くなってきた。 「おもてなし」などしている暇などない事に成らなければよいが。 異常気象に始まって、ウイルスの異常繁殖、はたまたイギリスのEU離脱による王国の分裂なんてことに成らなければよいが‥‥。
午前九時半、それは突然にやって来た。 それまであった雲は何処へやら。 晴れ渡った青空を見るのは幾日ぶりだろうか。 バケツに水をくみ、部屋の窓を全て開け放しって、床から家具まで拭き掃除。 一か月以上拭き掃除をやっていなかったので、‥‥ご想像にお任せします。 部屋もスッキリ、気持ちもスッキリ。 お腹がすいた。 と言っても買い置きの物が無い。 買い物に出かけたいが、行くとなると、灯油、食パン、葉物野菜‥…。 人仕事どころか二仕事だ。 着替えていくしかあるまいと、決心するのに二十分かかった。 深呼吸一つして着替えを始めます。