先週、久しぶりの東京で立ち寄ったのは、目黒寄生虫館。
歴史もあり、各メディアでも取り上げられているからか、大して広くない館内に8人程の入館者がいた。
が、(自分が変なオーラを出していたせいか・・)皆さん、自分とは距離を置いて見て下さり、実に集中して見ることができた(笑)
ここを知ったのは、この売り出し中の本の広告の左下に「電子版で復活」と小さく紹介されていた・・
「寄生虫館物語―可愛く奇妙な虫たちの暮らし(亀谷了著/ネスコ)」を読んでいたから。
設立者が1994年に出版した心に刺さる言葉が記された本。
今回、再読して来たので、ちょっと古めの展示をイメージしており、良い意味で裏切られた。
最新の展示で、とても見やすく、分かりやすかった。
フラッシュをON・・・にするのだった・・(泣)
自分の寄生虫に関する知識は、先の本を読んだことによる断片的なものだけ。
でも・・こちらの展示からは、標本による大きさや実体、中間宿主等の生活史の説明、寄生による症例等々が、一目で分かった。
先の本にも記されていた淡水魚のエラに寄生するフタゴムシ(甲殻類でキプリス幼生が鰓にとりつくと、眼も脚も無くして寄生生活になる)の展示には、デジタル画像までついていた。
鯨類に関するものにも、分かりやすい解説があった。
寄生虫学の歴史・・・知っていた名は設立者だけだったけど、読み込んでしまった。
先人の凄さには圧倒される。
標本と解説に食い入り、写真もビシビシ撮った。
正直、ここなら1ヶ月は居られるぞ・・・(迷惑どころか、業務妨害で逮捕されるなぁ~)
「なるほど・・なるほど・・」の連続で、退館時には、心が洗われたような晴れ晴れとした気分になれた。
「ありがとうございました。」
赤レンガの近くで飯食って帰った。
ここは若者が溢れる凄い街だった・・・やっぱ、東京(+近郊)は凄いなぁ~と思った。
銀杏と・・
紅葉が
見頃な名古屋に戻って・・
クモ散歩2回目・・
ゴミグモの網・・
ゴミグモの本体をじっくりと見たのは初めてだった。背中の突起・模様・脚の折畳・・・どう見てもゴミだった。
前回から約2週間。海岸と違い、陸の季節の変化が大きいことを再認識した。
公園のジョロウグモがいなくなり、田んぼの用水上に密生していたアシナガグモも激減していた。
アシナガグモの仲間(ヤサガタアシナガグモか?)・・逆光の背面は、アイドル写真みたいではないか・・?
順光では、地味だ・・
それにしても足が長い・・
網を張るクモの第3脚が短いのも知らなかった。。
今回も初見のハエトリグモに出会った。
体形はヤハズハエトリの仲間だと思うけど、ハエトリグモハンドブック増補版のヤハズハエトリ識別チャートでも???。
こいつに限らず、分からない種の方が圧倒的に多い。
網を張るこちらも・・・???
背面の決定的な写真がなく・・・う~んと唸るばかり。。
第1脚には、海洋生物の懸濁物食のような長めの毛があった気がした・・・
クモの他にも、名前が分からないのはいっぱい・・・なぜか、翅の残像が多重に映っているこちら・・
アブの仲間だとは思うけど・・???
大きめのハエと同じか、少し大きいように感じた。
まぁ、分かる分からないに関わらず、気象条件や出会った場所の様子、感じたことなどをノートにつけておこう・・
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。