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日本に世界遺産が2つ増えたね。
そう『小笠原諸島』と『平泉』の2つ。
小笠原は自然遺産で平泉は文化遺産と
バランスの良い登録となった。
とても喜ばしいことなんだけど、問題も多い。
どうしたって観光客は増えるわけで、その分現状維持は難しくなる。
特に小笠原は早くも自然破壊の懸念が叫ばれ
多分その懸念は現実のものとなる可能性が高い。
我が北海道が誇る自然遺産『知床』も、一番の問題はそこだ。
観光収入は欲しいが、自然破壊は避けたいというジレンマに陥っている。
幸い半島の半分以上は立ち入り禁止地域で、厳しく制限しているので
すぐ行ける場所でありながらも、自然は何とか守られている。
小笠原が知床と比べて決定的に違うのは
「思い立ったら気軽に行ける所ではない」ということだね。
東京から1000kmも離れている上に、空港が無く
訪れるには週1便のフェリーで25時間も揺られていくしかない。
これはとっても良いことで、今後も交通手段は増やすべきじゃないな。
むしろ二週間に一度に減らしても良いくらいだと、僕は思っている。
そうでもしなければ、美しい自然や貴重な生態系は守れないだろうね。
観光客が増えれば、絶対に自然破壊に繋がるのは間違いない!!
世界遺産となると、どうしたって観光地化してしまうんだけど
本来観光地にするのが目的ではなく、保護していくのが目的なのだから
登録されたなら、むしろ人の出入りは、今までよりも制限するべきなんだよね。
特に自然遺産はそうするべきだと思う。
世界には自然遺産に登録されたとたんに、立ち入りを禁じてしまった場所もある。
それは考え方の違いなんだけど、僕はその姿勢に大いに賛成なんだな。
日本は世界遺産というと、イコール「観光地」みたいなところがあるけど
実のところ自然遺産に限っては、僕は反対なんだよね。
そんなこと言って僕も知床には足を運んだけれど
実際に行ってみて多くの観光客を目にしたからこそ
「これは護っていくのは、至難の業だろうな」
と感じたのも事実!
登録されたのは立ち入り禁止地域がほとんどなので
まあ観光客の多さほどの懸念は無いんだけど
それでも地元は環境維持にかなりの苦労をしているはずなんだよね。
人が来るって言うのはそういうことで、何とも人間てのは害獣だと思うよ。
”旅の恥はかきすて”なんて言葉があるくらい、人のマナーなんてそんなもの。
特に日本人のマナーは、お世辞にも良いとは言えない。
歴史的建造物に平気で落書きしてしまう日本人は、後を絶たないし
ツアー客の海外でのマナーの悪さも、残念ながら有名だ。
どうも日本人は、歴史的建造物に対する保護意識が低いように感じるんだけど
そう言う意味では文化遺産となった『平泉』も細心の注意が必要となる。
今後絶対に観光客は増えるし、地元も観光収入に期待しているらしいが
ゴミ対策と合わせて、落書き等の破壊対策は出来ているんだろうか?
震災復興のシンボルとなるのはいいが
せっかくの歴史的建造物が穢されてしまうなら、それは本末転倒だ。
観光収入も良いが、保護対策費が上回ってしまうなんてことになりかねない。
どこまで人を入れるのか知らないが、そこは厳しく制限するべきだろうね。
まあ、今後大変だろうけど、ひとまずお目出度いことではある。
早速「夏休みに小笠原へ行こう!」なんて考えてる人は
少なくとも自然保護に対する注意点や、心構えくらいは勉強して行くべきだね。
観光地である前にそこは、後世に遺すべき『遺産』なのだから。
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