流れのままに。

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女性の問題?いえいえ、社会の問題です。

2015-03-14 12:49:27 | Weblog
何かと言うと、マタハラの問題です。
そう、マタニティー・ハラスメントね。
簡単に言えば、企業は妊娠した女性社員に冷たいって話し。
中にはいじめだろうと思えるものもある。

何故こんなことをするかと言えば、必ず産休で休職するし
復帰しても暫くは子育てに重きをおいた時間割りになるからね。
要するに、会社としては使いにくいし、面倒なんだな。
だから妊娠したとたんに、戦力外と見なされてしまうんだね。

「無理に貴女を優遇しなくても、代わりは居ます」
と言ってる訳だね。
まあ従業員数の少ない中小企業は別としても
確かに大企業に代わりの人材は溢れてる。

だからといってハラスメントして良いという話しではない。
そもそも妊婦さんに精神的ストレスを与えるなんてのは
もっとも控えるべきことであるのに
人としてどうなんだと思ってしまう。

だいたいさ、生まれてくる子供が未来を作っていく訳で
企業にとっても次世代を担う大切な宝であるはずなのに
そこをないがしろにして妊娠した女性社員を冷遇するというのは
自社の未来に唾しているのも同じだよね。

もちろん妊婦なんだから優遇されて当然という態度はどうかと思うけど
制限される部分はどうしたって出てくるんだから
そこは理解して優遇するのも企業の責務だと思うんだな。
特に大企業は社会を構築していく責任もある訳だし。

面倒だから退職させてしまえというのは、乱暴だね。
個人的には産休明けには元職に戻すべきだと思うな。
もちろん役職もそのままで。
内規で産休を認めているなら、それが道理だもの。

その上で明らかに業務遂行に支障があるのなら
それは改めて配置転換などを会社として人事すればいい。
あくまでも正当な理由と人権を尊重した上でね。
理想論と言われようと、それがあるべき姿だと思うけどね。

そもそも日本は妊婦に厳しいというか、冷たい印象があるかな。
それは企業だけじゃなくて、社会全体としてね。
子育てを含めて社会的なシステムが未熟な気もするし。
今の少子化問題は、起こるべくして起こってるね。

安倍くんも女性の積極的登用を叫んでるようだけど
現状を考えると対外的なイメージ戦略に過ぎないと思える。
当たり前に考えれば無理があるもの。
受け皿や意識がなにも変化していないのに、そりゃ無理でしょ。

まあセクハラなんてのは曖昧な部分が多いけど
マタハラに関しては一目瞭然な感じがあるし
加害側は非難されて当然な印象は強いね。