流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

負の連鎖。

2015-03-26 11:33:56 | Weblog
なんかこのところ航空機の事故が続いてるような気がしている。
例年に比べて発生率がどうなのか、調べてはいないけど
去年辺りから航空機事故のニュースを目にする機会が
多いなあという印象がある。

今回のフランスに於けるドイツ航空機の墜落事故では
150人が犠牲になり、中には日本人も二名含まれている。
乗客の多くは多分自分の意思でその便を選択しただろうから
何とも運がなかったと言うしかないね。

そこで気になるのは、今回事故を起こした航空機が
格安航空会社による運行だったということだね。
日本でもLCCに代表される格安航空機を利用する人は多いけど
実際のところあの運賃に疑問を抱いてる人は少なくないんじゃない?

今まで定額で2~3万円していた航空運賃が
いきなり5000円と言われて、疑問を持たない方がおかしい。
LCC というのはローコストキャリアの頭文字を取ったものだけど
じゃあどのあたりがローコストなのか?という問題。

どんな業種でも例外なく財政の多くを占めているのは人件費で
なぜかと言えば、人件費は出ていくばかりで、還元が殆ど無いから。
例えば設備投資にしろ他社の買収にしろ、多額を投じたにしても
その後利益を生んでくれる(ことを前提としている)

当然運賃を安くするのに人件費を圧縮するのは当然のことで
単純に社員数を抑えているのは容易に想像がつく。
じゃあその弊害が機体維持に影響を及ぼしてはいないのか?
早い話整備に手抜きは無いのかという疑問。

手抜きという言い方には語弊があるかな。
どこまで簡略化しているのかって事だね。
正直整備点検に関しては、当然しっかりやってると思うよね。
そりゃあ命に関わるんだから、そう信じたいよな。

でも限られた人員と時間で行ってるとすると
当然出来る限り手順を少なくしている可能性はある。
そしてそれが事故に繋がる可能性も否定できないよね。
些細な原因が事故に繋がった事も、過去に事実として発生してるし。

乗客側は実際どんな整備が行われてるか知らないし
そこは航空会社を信じるしか無いのが現状で
言うなれば信頼という曖昧なものに預けている事になる。
知らないんだから、根拠も無いんだけどね。

まあ今回の事故原因は現時点で明らかになってないけど
もし整備手順に問題があったとすれば、格安航空機の在り方に
大きな一石を投じることになるだろうね。
親会社にまで類は及ぶ。

個人的には格安航空機を積極的に利用しようとは思わないな。
やはりあの安すぎる運賃に疑問は多い。
運賃の価格が安心材料として成立してる限りは
LCC よりJALやANAの通常便を選択すると思う。

勿論お得な割引は積極的に利用させてもらうけどね。