開幕まで、何かと物議を醸しだしたブラジルのオリンピック、これほど楽しめたイベントも数少ないと記者は考える。オリンピックは、国の名誉と威厳を背中に背負ったスポーツの祭典である。
文句なく、ウサインボルトの100メートル、200メートルのオリンピック三連覇は、この大会の華である。伊調の4連覇も言を俟たない。涙、涙、涙の日本の選手のチームワークは、2020年、東京につなぐ大車輪である。福原愛、泣き虫アイちゃんで育ってきた愛は、チームを活気づける原動力に驚いてしまう。日本の選手を掲載すると、限りなく50ページになろうか。正直、日本が≫ここまで活躍できるとは、及びもつかなかった。400メートルリレーで、銀をものにした事実は、日本が最も苦手としている陸上界に大きなともしびをともした。東京オリンピックに変化をもたらすには、十分であった。ゴルフは、実力通りで、ほかの種目に勝るものは、何もなかった。世界水準に追い付いていない現実をまざまざと見せつけられた。ただ、女子の野村敏京だけが、孤軍奮闘、USツアーメンバーの意地を見せてくれた。2020年、霞ケ関は、ゴルフの期待はどうすれば、かなえられるか、関係者は、スポーツとしてのゴルフを見直しの時が来ている。
2016 オリンピック、日の丸の旗を堂々と掲載できる。普通だと、右翼となじられ、日章旗を掲げられない悔ししさを味っている人が多い。それほど、日本は、左寄りかと思うと、このオリンピックの涙は、国政を変えるだけのインパクトがある。日本人である自分たちを誇りにしないか。自信をもって、世界に平和の鐘を鳴らそうではないか。
さあ、2016、 リオのオリンピック、感激の涙で、幕を下ろすのもいいではないか。