岩田がシード権を確保できなかった。寛は、耐え難いツアー生活を見直す時に来た。常時、フィールドに顔を出すか、出さないか、選手生活の基盤がそこにある。
下部組織のツアーは、生命線の最低のラインである。寛は、ウエブドットコムツアーから、這い上がれるのか、多くの疑問がある。下部組織といっても。日本ツアーより、レベルが高い。今の日本選手の中で、下部ツアーを戦い抜ける実力者は、誰もいない。レベルの低さは、オリンピックを見てもわかる。 天国と地獄の境目は、このツアーにある。
寛のゴルフが、気になる。遼は、怪我が認められているので、チャンスはまだ、ある。体力の限界を見るまえに、完治してツアーにバンスバックしてもらいたい。遼は、逸材だ。今、USツアートップの仲間に、英樹はいる。大車輪の活躍だ。日本の選手からは、羨望の的であり、その技術に迫る選手は皆無だ。
それでも、日本では、食える。ある程度、ゴルフができれば、うまい食事にありつける。ちやほやされる。スター気取りができる。谷町が食わせてくれるのだ。特別な人種だと勘違いしてフィールドにいる。一流世界のアマチュアにも、かつ様子はない。日本のトップを行く、≫イボミですら、世界には、遠い存在だ。インビー朴などは、イボミを意識していない。怪我からカムバックして、みごと、オリンピック116年ぶりに、優勝したインビー、いくら称賛しても、文字に書きつくせない。野村敏京はよくやった。自分をスター扱いしていない日本人に珍らしい大和なでしこである。日本のゴルフを心配していないのかって?記者は、日本のゴルフは、お座敷ゴルフで根本がアスリートとしてのゴルフ魂が抜けていると表している。だから、発展途上のゴルフにするためには、選手の所属する組織の改革を怠ると、スポンサー離れが顕著になり、イベントが成立しない。プロ以外でも、アンダーパーが、どんどん出るようなフィールドでゴルフをしていたら、世界に差を広げられるだけで、停滞だけが居座る。もうすでに、その境界線にある。日本の選手を外に出しても、通用しない時が来ている。野村敏京も。USツアーで常に張り詰めた精神があるから、優勝を狙える立場にある。
遼は、この事実を多く語らないが、日本の雀が、あれやこれや批判めいた御託を並べるが、ツアーでどうあるべきか、しっかり理解している選手だ。ずーーと先を見つめているプレヤーだ。だから、記者は、遼のゴルフは、今、始まったと言い切っているのだ。
2020年、日本のゴルフは、4年ですっかり、様子を変化させるだろう。今の高校生らが、主軸になっていくと考えられるからだ。しかし、海外での経験、つまり戦うゴルフがわからないと、舞台には立てない。そのためには、お金が必要だ。そのお金を国が出すような国家プロジェクトを組まないと、スポーツ大国を目的とするなら、潤沢な資金を提供してこそ、未来が見える。
記者は、オリンピックで、世界の平和は推進できると決め込んでいる。世界を平和にするためには、スポーツを世界の隅々まで広げることだ。軍事産業に資金を投入するより、スポーツにそれだけの資金を投入してみなさい。結果はわかるでしょう。人間は 叡智を絞り、愚かな戦争は、避けねばならない。(記者 古賀剛大)
訃報;日本最高のゴルフジャーナリスト、デユーク石川(石川宏、米国ゴルフライターズクラブ会員)が夏を見ずに、旅に出た。本誌、ゴルフタイムスの首席ライターで、世界中からその英文による論壇は尊敬され、日本で追従できる才能あるジャーナリストは、皆無だ。氏の個性を批判的に見るジャーナリストは、実力がないくせに、犬の遠吠えを主軸としている浅薄な似非ジャーナリストである。日本は、偉大な最高のゴルフ伝道者を失った。ジャックニクラスをはじめ、海外のゴルフ関係者には、氏の旅たちを衷心から、伝えた。海外でも、氏の功績を称賛する声が届き、氏の冥福を祈った。記者としては、いま、日本に必要な人は、デユークであると日ごとに、彼の偉大さが胸中を駆け巡る。落ち着いたら、彼の伝記を書かせてもらいたい。最高に惜しい人物を亡くしたのは、舌筆にするには、ショックで表現がでいないほどである。日本は、偉大なジャーナリストを失った。どうか、天国から、日本のゴルフに喝を入れてもらいたい。 合掌、 わが最大の社友、デユーク石川の冥福祈る。また、会おうぜ!!!(古賀剛大)
ゴルフタイムス、社友38名に告ぐ!
デユーク、お疲れさま、本当に、ありがとう。向こうでガンちゃん(元アサヒゴルフ編集長)にあったら、よろしく伝えてください。君のおかげで、自分がいま、あると信じてやまない。いい旅を!!!(剛)