驚きである。
月刊ワンダーワールドに掲載された驚愕の知識を披露したい。会員には、このコラムを100円で購読できる最適のインテリジェンスである、
あなたは、ご存知でしょうか。
外国人が日本に旅行する際、あるパンフレットを渡されることを...
「日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際にはできるだけ野菜を食べないようにしてください。あなたの健康を害するおそれがあります。」その一片を読者に是非思考してもらいたい。
全国消費者国民運動連絡協議会
議長 竜造寺 隆尚
執筆同人 古賀剛大
こういったパンフレットを旅行代理店から手渡されるそうです。
『日本農業再生論 「自然栽培」革命で日本は世界一になる!高野誠鮮,木村秋則 (Japanese Edition) 』
驚くべきことに今や、日本の農産物が「安全・安心」と思われているのは、日本国内だけで、海外からは「汚染物」扱いされているのです。それもそのはず、日本は農薬使用大国で、農薬の使用量は、世界第3位と、中国・韓国とワーストクラスです。
実にその農薬使用量は、アメリカの5倍だといわれています。ブドウを例にすると日本は、安全基準値がヨーロッパの500倍という濃度でネオニコチノイド農薬を許容しています。
2013年のデータより作成
日本政府は、ブドウに限らず数々の農産物の農薬基準を緩和してきました…
2013年10月
ほうれん草、白菜、カブなど40種の食品の農薬:クロチアニジンの残留農薬基準値を最大2000倍に引き上げ。
2015年5月
ドイツ、イタリア、フランス、などで禁止されている農薬:クロチアニジンとアセミタプリドの食品残留基準を大幅に緩和。
2016年7月
日本人の主食である稲にまでネオニコチノイド農薬のドローンによる空中散布を解禁。
2017年6月
WHOが発がん性があると評価しているグリホサート農薬の残留基準値をトウモロコシ5倍、小麦6倍、甜菜75倍、そば150倍、ひまわりの種400倍という、レベルまで引き上げ。
2017年7月
フランス、ドイツ、スウェーデン、ブラジル、オーストラリア、アメリカ、他14か国などで使用を禁止しているグリホサー ト農薬の残留基準値を最大400倍も緩和。
しかし、これらは一例にすぎません…つまり私たち日本人が知らない間に、家庭の食卓に乗る農産物は日本政府の異常なまでの規制緩和によって農薬まみれになってしまったのです。
月刊ワンダーワールドに謝意を表する。全消連事務局長 花井 和重
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます