ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

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ゴルフにおける人間の力とロボット化の危険

2014-12-08 | 危うい日本のゴルフの世界

プリンストン大学のキャンパスにて

ジワリ寄せてくるナヴィの弊害

ゴルフをスポーツとして、診るか、ただの娯楽と考えるか。

このところ、ゴルフのナヴィが、盛んである。GPSによって、ヤード数が嘘のように、細かく読めるように工夫されているからだ。結構な補助ギアと思うが、

車のナヴィなしでは、もう、どこにも行けなくなってきたくらい、五感が働くなっているのに唖然としてしまう。つまり、道案内は、ナヴィさま様なのである。

もし、ゴルフで、五感を鍛える運動をせずに、いきなり、ナヴィに頼っていたら鋭い動物のもつ、本能が故障して、引き出しからでなくなるおそれがある。

50ヤード、60ヤードをも、ナヴィに頼るようになると。もう始末に負えない。何ヤードと読む眼力と体感がすでにそこなわれているのだ。だから、コースでは、まず、ナヴィで距離を測るのではなく、五感で000ヤードと読んでみて、5感が正しいか、間違っているかをナヴィを見るのは、むしろ、助けになるようにおもう。

また、カート時代の入ってしまったゴルフ場は、本来の姿をなくしてさびしい。歩くことで、自然をふれあい、かつ健康にももっとも、いい影響がある。ロボットに助けを求めると、限りはあるまい。すでに、アメリカでは、カートの販売は促進していないという情報が確かだ。カート専用に造成された最近のコースを除いて、歩く運動が望ましいと結論を出しているのである。

日本は、カートがないコースには、コンペも入らないとの風潮がある。カートがあれば、早く回れるというのは、嘘である、逆である。歩いて、2時間で回れるコースが、カートに乗ると、カートのとこまで、戻ったりするので、よけいに時間を要するから、2時間半から3時間はかかる。ロボット化による弊害は、人間の能力と健康にまで及んで、この先、どうなるのか、記者は考えてしまう。

便利さとスポーツを一緒にしてしまったら、そのうち、機械的なロボット自身に、ゴルフまで奪われないと誰が断言できるか。

コンペの最中に、途中で優勝が決まってしまったら、ゴルフの醍醐味はあるのか、コンペの面白さは、あるのか。

ぜひ、読者の意見を聞かせてほしい。参考的で補助的なロボットであれば、いいのだが、人間が補助的になってしまえば、ゴルフは主客転倒ではなかろうか。

                                     

 

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