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石川遼とUSツアー 20  カナダオープンと英樹

2013-07-27 | 危うい日本のゴルフの世界

英樹と遼が、予選を通過、決勝へ進んだカナダオープンである。英樹の2013、第142回、全英の活躍は、世界をあっと言わせたのが印象に残る

英樹と遼は、来年のUSツアーのシード権をとるために、この後の試合が重要で、後2ケ月の余裕しかない。遼は、日本ツアーの権利も、来期で終わるので、どうしても、今年、シードの125位までに席を維持したいが、至難のわざだ。英樹は、135位に現在いるが、ビッグな試合が控えているので、125位は、おろか、80位までに達するかどうか、期待がおおきい。遼は、ゴルフの改善が相当良くなっており、あとは、精神的な落ち着きとパットの自信を取り戻すことである。

スポーツは、頂点、王者になることは、旬の人間であれば、そんなに、難問題はない。その王者を、続けることが、難しいのだ。タイガーだって、そうだ。2000年ころは、ことごとく、相手を沈めていったタイガー旋風は、永久に続くのではとさえ、思わせた。アニーエルスにしても、タイガーの陰にいて、カムバックまでに、どれ程の痛みを味わったか、本人以外には、わかるまい。ミケルソンも、成熟期の絶頂期を越えようとして、パットを磨き、ぺルツのショートゲームをマスターし、2013年、第142回、全英オープンのクラレットジャグを抱いた。感無量であろう。ゴルフは、成熟期の技術マスターが、ものをいう。遼にしても、早咲きの桜と言えば、後がないように思うが、ゴルフにおいては、早晩が問題ではない。自分で、旬を作る機会が、なければ、終焉である。遼は、まだ、21歳である。ただ惜しむのは、15歳で舞台で踊って、20歳までの5年間、あまりに恵まれすぎて、技術マスターが遅れたことだ。

誰に、責任があるのか、読者が一番知っているだろう。今年は、ぜひ、難しいかもしれないが、シードに向かって全身全霊を捧げてもらいたい。シードがないと、遼が、立ち上がる機会が、数年も遅れるからだ。同じ年の英樹は、飛ぶ鳥を落とす勢いで、フィールドをかけめぐっている。ツアーでの優勝は、時間の問題であろう。遼は、以前、記者が述べたように、5年間試練の時間がお伴する。その後、2年間で一勝できるか、どうかであろう。いいじゃないか、まだ、28歳か29歳だよ。茂樹の3勝を上回るUSツアーの記録は、かれらの眼中にあり、いずれ、達成できるだろう。

きっかけは、現在のカナダオープンである。英樹は、10以内に、遼は、30位以内に、もpぐり込んでくれれば、将来の計算ができる。

記者は、特別に、この二人に、期待をかけるのは、日本が狭いフィールドであること、マイナーであること、世界が遠いこと、などから、国外、つまり、国際的プレヤーとして、思うぞん分、挑戦してもらいたいからだ。何か、一つ問題を起こすと、重箱の底まで、ほじくるあさましい国際感覚が欠如しているフィールドの犠牲になることはない。男と女がいれば、子供ができるのが、常識だろう。赤の他人が、とやかく、言うことはあるまい。

英樹と遼には、すばらしい国際人となって、活躍をしてもらいたい。くれぐれも、先輩やマスメデイアの犠牲にならぬように、勉強もしてほしい。遼で、5年間も利用して、食ってきたゴルフ界のプロやメデイアが、そっぽを向け出したいま、あっさり切り捨てて、自分に専念し、苦難を味方につけよ。明日は、違った風がふくのだ。

www.thegolftimes.jp

後援団体;

全国消費者国民運動連絡協議会

国際ゴルフ記者クラブ協会

全国ゴルフ会員の権利を守る弁護士団シンポジューム

 

 

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