下界は、35度を超す猛暑の中、軽井沢は別世界、18度の程度の絶好のゴルフ日和、怪我から復帰の佐伯三貴、トップを行っていた李知姫、昨日好スコアの吉田弓美子、西山ゆかり、アメリカツアーの上原彩子、永井花奈などがトップをうかがう。笠は、今年調子がよくいつ優勝してもおかしくない出来上がった状態で、足踏みをして栄冠をものにできなかった。今日は、一味違った顔を引き締まり、つやがだれよりも輝いて、ほかを寄せ付けなかった。17番をバーデイにした時で、勝負か決まった。佐伯が11アンダーにしておっていたが、ワンストロークの重みはおおきい。横にいた往年のベテラン女王の森口は、その17番のバーデイで勝負あったかと吐露した。ドライバーの安定力が最後は、ものを云った。アメリカツアーの横峯さくら、上原彩子、等は、18番をピンデッドに攻めてこない。安全パイのグリーン中央、此れでは、アメリカツアーは無理だ。最後、バンカー越えでも、しっかり、ピンを攻めてこないのでは、アメリカツアーの優勝は、無理だ。上原が、笑顔でプレーしてるのは、好感は持てるが、ピンを避けるようでは、到底アメリカツアーには、通用しない。野村敏京のように、強引にピンを攻めてバーデイを取りにいかないと、アマチュアに負ける。さくらが、4アンダーで上がってきたが、ゴルフが終わったなと印象をもつ。女子の世界も、スターの移り変わりが、激しい。あっという間に、消える。瞬間花火に近い。観客さえ、ノスタルジアを感じて、ツアーを追いかけている人たちはいない。ギャラリーも急激に変化しているのだ。表彰式を見て、NECの大会が、24会も連続に存在するのも、周りの人たちが、積み重ねたトーナメントの醍醐味と夏の清涼の一瞬を奉仕した貢献に大きく左右されていると記者は思う。
笠りつ子の優勝の言葉に、思いやる熊本の災害や、母から送られたメールで、胸を熱くしたのは、記者だけではあるまい。いいプレヤーが優勝してくれた。ひいきではないが、賛辞を贈る。記者が期待する選手は、永井花奈だ。優勝にまだ、遠いが、少しづつ積み重ねている力は、みえてきた。ピンデッドに攻める選手が少ない日本、それでもお金になるから、韓国勢やほかの国から、稼ぐには、いい場所と思われているはずだ。日本の選手は、パットとアイアンの技術の取得の猛練習しなければならない。
ギャラリーは、映画を見に来ているわけではない。
立秋、次は、大箱根だ。(記者 古賀剛大)
私も、将来チャンピオンになるんだ!!!!未来は、あかるい。