■第15戦日本GP (10/9・鈴鹿)
1位:J.バトン (マクラーレン)
2位:F.アロンソ (フェラーリ)
3位:S.ベッテル (レッドブル)
13位:小林可夢偉 (ザウバー)
S.ベッテルの2年連続ワールドチャンピオンがかかったレースとなった日本GP。日本GPを含めて残り5戦の時点であと1ポイントになっていたので、チャンピオンは「決定的」の状況だった。
今年の日本GPのクライマックスの場面は二つあった。
一つは土曜日の予選Q2、小林可夢偉がQ3進出を決めたタイムアタックだ。シーズン後半、徐々にマシンの戦闘力が劣ってきている状況で、ここいちばん会心の走りを見せてくれた。
もう一つは、チャンピオン決定の瞬間。J.バトンとF.アロンソに逆転されて3位フィニッシュとなったS.ベッテル。しかし、今シーズン着実に優勝を重ねほぼ完璧な2連覇を達成したといえる。日本GPでは「絆」仕様のヘルメットをかぶり、日本のファン向けにも心遣いを見せた王者だった。
■第16戦韓国GP (10/16・韓国インターナショナル)
1位:S.ベッテル (レッドブル)
2位:L.ハミルトン (マクラーレン)
3位:M.ウェバー (レッドブル)
15位:小林可夢偉 (ザウバー)
予選ではマクラーレンのL.ハミルトンがレッドブルの連続P.P.を今シーズン初めて阻止した。S.ベッテルがほぼ「制圧した」と言える2011年シーズンだが、レッドブルの全戦P.P.獲得という他チームにとっては不名誉な記録を阻止し、意地を見せた瞬間だった。
決勝レースでは、P.P.のL.ハミルトンがベッテルを押さえ込めればおもしろい展開だったが、オープニングラップでベッテルが首位を奪い、ピットストップの順位の入れ替わりを除けば、首位をキープしてチェッカーを受けた。3位に僚友のM.ウェバーが入り、コンストラクター部門もレッドブルの2連覇が決定した。
日本GPと韓国GPをテレビ観戦していて、エンジン音の特異さが印象的だった。海外からの中継でないから、というわけでもないだろうが、音声がクリアだったような印象がある。
特に予選アタックラップのような単独走行時が分かりやすかった。コーナー進入に「バリバリバリ・・・」というすさまじい音。スロットルオフ時に燃料を噴射してエキゾーストからディフューザーに排気ガスを吹き付けてダウンフォースを得る「エキゾーストブローイング」システム。シーズンの中盤、レギュレーション議論が巻き起こったシステムだ。
画面露出が多かったこともあるかもしれないが、レッドブルのエンジン音がひときわ目立っていた。来季には規制される予定で、今シーズンを象徴するシステムが発する音だったと言える。
■第13戦イタリアGP (9/11・モンツァ)
1位:S.ベッテル (レッドブル)
2位:J.バトン (マクラーレン)
3位:F.アロンソ (フェラーリ)
リタイア:小林可夢偉 (ザウバー)
■第14戦シンガポールGP (9/25・マリーナ・ベイ)
1位:S.ベッテル (レッドブル)
2位:J.バトン (マクラーレン)
3位:M.ウェバー (レッドブル)
14位:小林可夢偉 (ザウバー)
高速コース・モンツァでの伝統のイタリアGP。レースで目立ったのは、F1復帰2年目のM.シューマッハだった。レース序盤に久しぶりの3番手走行で、追いすがるL.ハミルトンを執拗とも言えるブロック。その後、F.アロンソを追い上げる場面など、シューマッハのぎらぎらした部分を久しぶりに見た。
市街地ナイトレースのシンガポールGPは、イタリアGPと同じくベッテル優勝、バトン2位。これで王座の可能性は、この二人に絞られた。ベッテルが9月の2レースを制して、連覇に王手をかけた。
■レース展開
予選PPのS.ディクソンと予選2位のW.パワーがそのままの順位でフィニッシュ。予選10位のM.アンドレッティがじりじりと順位を上げて、3位表彰台を得ました。優勝争いの2台は、着々とラップを重ねていた印象でした。
予選11位だった佐藤琢磨は、最初のイエローまでM.アンドレッティを追走していました。ここが8位争いだったと思うのですが、6台が連なって前後をはさまれ、息詰まる展開でした。二度の他車とのコンタクトがあり、フィニッシュは10位でした。序盤に競り合っていたM.アンドレッティが3位に入っているので、惜しい展開だったと感じます。
■ロードコースでの開催
ドライバーが口を揃えて「路面がスムーズ」と評していたと言われるもてぎロードコース。今年が初開催となりましたが、マシンとドライバーの差が表れにくいレースになりました。アンダーグリーンでの走行が最長で30周近くありましたが、周回遅れになるマシンはありませんでした。ワンメイクのマシンでトップのドライバーが揃うと、スムーズなもてぎのロードコースは一様に安定して走れるということかもしれません。
決勝はビクトリーコーナーのE席で観戦していました。オーバルコースに比べて距離があるので、やはりエンジン音は音量が少し小さく感じます。目新しかったのは、通常のピットエリア(ストレートの内側)ではなくオーバルコース用のピット(ストレートの外側)を使用していた点でした。
■佐藤琢磨キャップ
昨年は予選日に売り切れていた“TSキャップ”。場内でもかぶっている人が多数いて、大人気だったようです。今年は入手することができました。フリーサイズで4500円なり。
■Finepix HS10
昨年(2010年)のインディジャパンを観戦して、「マシンの迫力ある写真を撮りたい」という思いがわきあがりました。今年の1月にミラーレス一眼のFinepix HS10を購入しました。特徴は光学30倍ズームを装備していること。サーキットやスタジアムなど遠距離の撮影に威力を発揮してくれます。この機会に写真撮影の知識を多少つけて、いろいろと試しています。本ブログ上に掲載した写真も、このデジカメで撮影したものです。
フォトアルバムに参戦マシンの写真を整理して掲載しています。(残念ながら、Car. No.22 G.パンターノとCar No.83 C.キンボールの2台の写真がありません。)
■14年の歴史にピリオド
1998年に当時のCART(チャンプカー)シリーズとして開催がスタートした、もてぎでのオーバルレース。2003年からは現在のIRL(インディ・レーシング・リーグ)に鞍替えして開催が続きました。伝えるところによれば、今回の開催打ち切りは収支の理由によるものということです。ご近所ともいえるもてぎなので、気軽に訪れることができました。初開催の1998年にも観戦しているので、最初と最後を見られたのは良い記念と言えそうです。
(写真は、1998年と2011年の公式プログラム)
9/18(日) 昨年に続いて、インディジャパンを観戦してきました。日差しが強くて、たいへん暑い中での観戦でした。
ツインリンクもてぎは今年3月の大震災の影響を受けて、7月までレーシングコースの営業ができませんでした。このレースも、昨年までのオーバルコースからロードコースに変更されました。場内の駐車場も減ってしまっていて、オーバルコースの半分ほどを駐車場として使用してました。
私自身もダートトラックに誘導されて、初めてそこに駐車しました。
●2011 IZOD インディカー・シリーズ●
○第15戦 インディジャパン ザ ファイナル○
■決勝リザルト■ロードコース63Laps■
1位 9 S.ディクソン (チップ・ガナッシ・レーシング)
2位 12 W.パワー (チーム・ペンスキー)
3位 26 M.アンドレッティ (アンドレッティ・オートスポーツ)
4位 77 A.タグリアーニ (サム・シュミット・モータースポーツ)
5位 2 O.セルビア (ニューマン・ハース・レーシング)
6位 19 S.ブルデー (デイン・コイン・レーシング)
7位 4 JR ヒルデブランド (パンサー・レーシング)
8位 10 D.フランキッティ (チップ・ガナッシ・レーシング)
9位 27 M.コンウェイ (アンドレッティ・オートスポーツ)
10位 5 佐藤 琢磨 (KVレーシングテクノロジー - ロータス)
18位 17 武藤 英紀 (サム・シュミット・モータースポーツ)
最初で最後のロードコースを制したのは、2009年にオーバルでも勝っているスコット・ディクソン。予選でPPを獲得して、決勝ではほぼ全ラップをリードする完勝でした。
(9/25(日)) フォトアルバムを公開しました
■第10戦ドイツGP (ニュルブルクリンク)
1位 : L.ハミルトン(マクラーレン)
2位 : F.アロンソ(フェラーリ)
3位 : M.ウェバー(レッドブル)
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9位 : 小林可夢偉(ザウバー)
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■第11戦ハンガリーGP (ハンガロリンク)
1位 : J.バトン(マクラーレン)
2位 : S.ベッテル(レッドブル)
3位 : F.アロンソ(フェラーリ)
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11位 : 小林可夢偉(ザウバー)
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■第12戦ベルギーGP (スパフランコルシャン)
1位 : S.ベッテル(レッドブル)
2位 : M.ウェバー(レッドブル)
3位 : J.バトン(マクラーレン)
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12位 : 小林可夢偉(ザウバー)
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7月から8月にかけての3レースではマクラーレン2勝、レッドブル1勝。表彰台の並び順もレースごとに異なるものとなった。3強のギャップは縮まりつつある。3レースを通して、タイヤ戦略が勝敗のカギとなっている。タイヤ交換の前後は、コース上でのバトルと同じくらい緊迫した雰囲気を感じる。
これら3レースのコースは、F1の開催が続く伝統のコースばかり。ヨーロッパの夏の陽気がテレビ画面から伝わってくる。市街地コースやコンクリ壁のコースも無機的なところが魅力だが、こういうコースは運転が気持ちよさそうでいいなあ。
レース再開の7/2(土)は、“元気と笑顔の復活デー!”と題してイベントが催されました
このマシンの排気音はものすごいッス
エキゾーストにラッパがついているかのようでした
デモ走行は、西コースを2周ずつでした
[JSB1000] #01 出口修 (カワサキZX-10R)
エヴァンゲリオン初号機カラーでした
[JSB1000] #32 今野由寛 (スズキGSX-R1000)
90度コーナーで撮影
[JSB1000] #1 秋吉耕佑 (ホンダCBR1000RR)
[JSB1000] #71 加賀山就臣 (スズキGSX-R1000)
レースの撮影は難しいですが、いろいろ工夫するのが楽しいです
レッドファイブは、N.マンセル車
このマシンの速さは忘れられません
#12は、もちろんA.セナ車
エグい空力ですなあ
7/2(土)ツインリンクもてぎに行ってきました。
地震の被害を受けて、レーシングコースの再開は今週末の全日本ロードレース選手権Rd.3から。その再開初日は無料入場で行ってきました。
大量の写真を撮影したので、整理して後日アップロードします。
とりあえず、見物してきたものを箇条書きに・・・。
・デモ走行 ホンダRA272、ホンダRA300、マクラーレン・ホンダMP4/6とバイク4台
・全日本ロードレース選手権ピットウォーク
・スーパーバイクJSB1000クラスほか予選(ダウンヒルストレートなど)
・ホンダコレクションホール ASIMOスーパーライブと場内展示
天候を心配していましたが、雨に降られることなく、楽しむことができました。