「号泣」と言いますと当てはまりませんが、たくさんすすり泣かせてくれる作品でした。
夏ごろに予告編で知ってから、今年もっとも期待していた作品でした。
【作品あらすじ(「
シネマトゥデイ」からの転載)】
野良猫だったナナは交通事故に遭ってしまい、猫好きの人のいい青年・悟(福士蒼汰)に救われる。その後5年間、ナナは家猫として悟と仲良く暮らしてきたが、ある事情から彼は愛猫を手放す決意を固める。そして新たな飼い主を見つけるため、彼らは悟の親友や初恋の相手などを訪ねる旅に出る。
【感想など】
サトルとナナの絆の強さ、そしてサトルの心優しいところとそれに惹かれる人たちとの触れ合いを描く心温まる物語です。
主演の福士蒼汰さんのサトル役にとても好感を抱きました。ナナに語り掛ける口調がネコ好きの人そのものでしたし、頼もしい友人に囲まれる人の良さがにじみ出ていました。
ナナの声を演じた高畑充希さんのネコっぽさというのかな、ネコの奔放な感じの表現がすてきでした。
今回は原作を読んだうえでの鑑賞となりました。原作も映画もどちらも良かったです。
原作はかなりおもしろいので、迷っている方でしたら、読むことをお勧めします。
実は、私の旧知の友人に「さとる」さんがいまして、その方がかつて飼っていたネコが「なな」ちゃんでした。しかも、そのななちゃんも白黒のハチワレさん。なんという偶然!
今回の映画を観て、そのことをネタにして久しぶりにさとるさんにメールをしまして、すぐにお返事をいただきました。
「旅猫リポート」では、旧知の友人たちとの再会のエピソードが描かれていまして、自分自身も少しだけ似たようなことを経験しました。
■さとるさん家のななちゃん。ずいぶん昔にいただいた写真が奇跡的に保管されており、掲載の許可をいただくために、さとるさんにご連絡したのでした。