小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

正しく恐れる

2020-05-14 | つぶやき


新型コロナに関しては、
あまりにもいろいろなことがいわれていて、
「免疫学の権威は『最後は集団免疫しかない』と言っている」
と報道されているかと思うと、
「感染して抗体が確認されたからといって、
再度感染をしないだけの免疫ができるか分からない」とも報じられ、
テレビのワイドショーでは、日々、視聴者の不安をかきたて、
罹患すれば死に直結するかのような、
恐怖感を煽る報道の仕方に余念がない。

「正しい情報を得ましょう」と言われても、
こうも感染症に詳しい「専門家」がたくさん出て来て、
真逆のことをあれこれ言われると、
いったい何が正しい情報なのか、分からなくなるよね。

がん・感染症センター都立駒込病院の感染症科部長として
実際に最前線で治療にあたっている今村顕史先生は5月12日に、

「新型コロナにおける最大の問題は、その増加と悪化の「スピード」です。
数日で倍増する感染者、あっという間に重症となっていく患者。
医療の拡充が間に合わないのです。
『こうして各国の医療体制がドミノ倒しで圧迫されていったのか……』。
それを最前線の現場で実感しました。

この感染症を、決してインフルと同じと思ってはいけない。
現場でみた景色は想像以上に厳しいものでした。
最前線の医師も恐怖を感じるほどのスピード……、
これが、新型コロナが潜在的にもっている本質です。
各自治体は、再増加に向けて最大限の準備をする必要があるのです」

とSNSで発信していた。

「論文を読む限り」とか「これまでのウイルスは」とか、
「これまでの経験からすると」ではなく、
実際に今、新型コロナの治療に携わっている
感染症専門医が言っているのだから、この発信のとおりなのでしょう。

だから、たとえ緊急事態宣言が解除されても、私たちは当面、
接触・飛沫感染に注意して、感染しないように、
感染を広げないようにふるまうしかない。

気を抜かず、玉石混交の情報に振り回されることなく、
「正しく恐れ」て、手洗いと3つの密の排除を積極的に行う。
とにかく私たちは「感染せぬよう広げぬよう」、
細心の注意を払いながら、生活していきましょう。

それが習慣化すれば、新型コロナだけでなく、
インフルエンザやその他の感染症予防にもつながるはずだし、
新型コロナの第2波、第3波が来ても、
被害を最小に抑え込めるのではないかしらね。
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平常心をもって、律する相手は自分

2020-05-10 | つぶやき
医療や物流に従事している人や、その家族への嫌がらせ、
自粛要請に応じていないように見える人たちや
マスクをしていない人を、吊るし上げたりする人たちがいるらしく、
マスコミは「自粛警察」などと呼んで取り上げているけれど、
ふと、中国の文化大革命時に暴徒化した紅衛兵を思い出した。

毛沢東に動員された10代の紅衛兵たちは、
集団ヒステリーのようになって、知識人や教師、
芸術家などへの吊し上げをエスカレートしていくのよね。

「監視」「誹謗中傷」「制裁」の蔓延、
想像力の欠如からくる、前のめりのクレーム……。

聴覚障害の人にとって、マスクは読唇する際の障壁でしょ。
だから、マスクをしていないこともあるのに、
それを責め立てる人がいたというのも、悲しい話です。

感染症は、誰でもかかる可能性があり、
ましてCOVID-19は、症状なき感染者も多いというでしょ。
自分だって感染しているかもしれないし、
知らぬ間に、人にうつしているかもしれないのに。

「人間って、悲しいな」と思っていたら、
僕はいつでも平常心を心がけています」というコメント付きで、
麦のひじ掛けポーズの写真が送られてきた。


   



「どれも政治家のポートレートみたい」とメールしたら、
「かなり有能な、とつけ加えてほしかったな」と返信が。

大笑いの3連発でした。

他人(ひと)のことより、自分を律する。

平常心を保つのに、チクチクと刺繍なんぞして、
コースターを作ってみました。
ビールの美味しい季節だしねー!



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メダカ、産卵中

2020-05-04 | つぶやき
ああ、ワンコとお散歩できたらなあ~、
などと思いながら、近所をひとりで散歩する日々。

頃合いよく、晴子さんから
「もしも~し、麦切れしてませんか?」とメールが来た。
すっかり見透かされておりました。



そんなわけで、昨日はまたまたひとっ走り、車を飛ばした。
麦とシロップのお散歩につき合わせてもらい、
ついでに、お庭で(何気なく社会的距離を意識しつつ)ランチ。

その際、メダカの卵が着いた水草を
ちゃんと分けて入れてある水槽(いかした桶)をのぞかせてもらった。

というのも、うちでもメダカが産卵したからなのです。

背中の曲がったメダカ「背骨ちゃん」亡きあと、
あまりじっくり水槽内を見なくなったのだけど、
ふと見ると、まるまる太った1匹が目に留まった。
ほかの4匹に比べると、かなりのメタボ。
ちょっと気になる。大丈夫か?!

そんな4月も下旬のある日、水槽内に
キラキラ光る白いモノがついているのを発見。



何だろう?と思って調べてみると、
どうやら、傷んだ卵か無精卵に生える白カビらしい。

ということは、誰か(メダカだけど)が産卵しているわけだ。
目を凝らすと、あの太った1匹がまさに産卵中でした。



メダカが卵を産みながら、泳ぎ回っているのを、
生まれて初めて見た!
抱卵していたから、メタボに見えたのネ。

このメタボちゃんだけがメスなのか……?
このまま放っておくと、卵は食べられてしまうのかな。
うまくいくと孵るのか?

水草に卵が産みつけられている様子はなく、
水槽をのぞくたびに、メタボちゃんはたびたび産卵中。
誰か(メダカだけど)、食べてる?
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祈りと希望の歌「リナシェロウ・リナシェライ」

2020-05-01 | つぶやき
特にイタリアは、COVID-19の蔓延によって、深刻な打撃を受けました。
3月中旬には、北部のベルガモ市がパンデミックの中心地となり、
毎日、火葬が追いつかないほど、多くの犠牲者を出しました。

たくさんの棺を積んだ軍用トラックの列……。
そんな光景を目にしたアーティストが、心の叫びとして形にした曲、
それが「Rinascerò rinascerai(リナシェロウ・リナシェライ)」です。

直接会うことができないなかで、人々に心を寄せ、
アーティストたちが力を合わせて創り上げた、祈りの曲。

著作権や編集権から生まれる収益は、
医療機器や防護具の購入など、医療事業の支援のために
すべて、ベルガモのヨハネ23世病院に寄付されるそうです。
また、曲をダウンロードするたびに、
寄附される仕組みにもなっているそう。

このプロジェクトの説明を読みながら、
また、映像を見ながら曲を聞いていたら、ホント泣けた。

泣きながら、一日も早く感染拡大に歯止めがかかり、
「日本も、このような悲惨な状況を回避できますように」と、
願わずにいられませんでした。

題名はイタリア語で、
「私は生まれ変わるだろう、あなたは生まれ変わるだろう」
という意味だそうです。
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マスク作りに挑戦

2020-04-30 | つぶやき
うちの近所では、マンション3棟の建設が進み、
秋にオープン予定のホームセンターの工事も、休みなく続いている。

工事風景を見る限り、新型コロナウイルス蔓延による混乱など、
「どこ国の話?」という感じ。

けれど、テレビやラジオでは「Stay Home」を合言葉に外出自粛を求め、
おそらく連休明けに、緊急事態宣言が解除されることはないだろう。

仕事をしない時間がたくさんある。
ワンコがいれば、ずうっと一緒に遊んでいられただろうに。

自分で自分の相手をしてやらなくちゃいけないので、
気の向くまま、したくなったことをすることにした。

巷では、マスク不足の折から、新聞やネットで
布マスクの型紙や不織布マスクの作り方が掲載されるようになり、
各自治体の知事さん方も、競うように柄入りのマスクをしはじめた。

端から不織布マスクは洗って再利用しているし、
自分のマスク不足に難儀をしているわけじゃないのだけど、
作ってみたくなったので、作ってみた。

三角巾を利用して縫ったマスクに刺繍してみたのだけど、
何十年かぶりの刺繍は、ヒドイ出来だ。



ただ、裁縫や刺繍をするのは、無心になれて、よいですね。

ペーパータオルでも作ってみたし、柄入りの布マスク作りにも挑戦した。
うちにあった余りぎれで作ったので、
マスクには「いかがなものか」という感じだけどネ。

 

まさか自分がマスクを作るとは、思いもしなかったなあ。

生きている間にパンデミックに遭遇するなんて、ねえ。
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医療・介護現場に速やかに必要な備品を!

2020-04-28 | つぶやき
今朝、新聞を取りに行ったら、
エントランスホールに花が活けてあった。



機能だけで成り立っている無機質な空間に
不意に灯りが点された感じで、胸がポッと温かくなった。

昨日はなかったのに、だれだろう。ナイス!です。

こうして人々はみな、誰かを思いやったり、
工夫したりして、パンデミックを乗り越えていこうとしている。

26日(日)の夕方、TBSニュース「Nスタ」の中で、
神奈川県立こども医療センターのNICUに、
消毒液を届ける支援者の活動が報道されていたけれど、
(TBS NEWS「消毒液をNICUへ 地域と医療が家族を支える」)
今回のような医療現場の備品不足に対応すべきは、
本来なら、国や自治体のはず。

「躊躇なく」とか「最大限に」とか「迅速に」とか、
勇ましい言葉を並べ立てているだけで、
いっつまでもグズグズしている指揮官はじめ、
その陣営のために、感染症防除に必須な医療備品が、
現場に届けられていない時期が、あまりにも長い!

だから「外出自粛」が叫ばれる中でも、それを押して
心ある人たちが奔走しているわけですよ。

備品不足を工夫で乗り越えながらも、ブログで窮状を発信していた、
こども医療センター新生児科の豊島勝昭先生には
10年前に、ある本を制作するのに、大変お世話になりました。

その本が、元・横浜ベイスターズの主砲・村田修一選手と
そのお子さんで、712gで生まれた閏哉くんとの日々を描いた
『がんばれ!! 小さき生命(いのち)たちよ』です。



私は取材や取りまとめをしただけですが、
豊島先生がいらっしゃらなかったら、形することはできなかったでしょう。
豊島先生は新生児医療の申し子みたい方(笑)。

あれから、NICUを取り巻く状況も変化し、
さらに新たな課題も生まれている。そうした現状も踏まえて、
昨年から、豊島先生の著書の制作を進めていたところでした。

前回同様、私が取材などをまとめるお手伝いをさせていただき、
本文はすでにアップしていて、残すは「はじめに」と
「おわりに」のための、ヒアリングだけという状態でした。

ところが、新型コロナウイルスの影響で中断。
5月に刊行予定だったのが、延期せざるを得なくなり……。
豊島先生は「8月の小児科学会に合わせて、発行したい」と
おっしゃっているようですが、叶うといいなあ。

新型コロナウイルスの蔓延があろうとなかろうと、
NICUでは、長く灯り続けられないかもしれない
小さな命の灯と、常に向かい合っています。

NICUに限らず、医療現場・介護現場の方々には、
十分な医療用マスク、消毒液、防護服などの必需品を
速やかに行き渡らせてほしい。
(言うも虚しいけれど)国に嘆願する。

また、コロナ陽性患者を受け入れている病院だけでなく、
すべての医療現場で働く人たちの報酬アップを。

加えていえば、介護現場で働く人たち、
食生活を支えてくれているスーパーで働く人たち、
物流を支えている配達の方々に対しても、報酬のアップを願います。

そして、私にも早く一律給付をお願~い!

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感染症の蔓延も環境問題のひとつ

2020-04-21 | つぶやき
新型コロナ蔓延による緊急事態宣言の影響で、
「印刷所も時短操業する」と聞いていたけれど、
予定通り『大学学部調べ 環境学部』編の著者見本分が届いた。
やれやれです。



ぺりかん社が刊行している「大学学部調べ」シリーズというのは、
早い話が、大学のそれぞれの学部で、どんなことを学ぶのか、
ということを、中高生向けに解説している指南書で、
志望学部をより深く広く知るために、学部・学科の紹介だけでなく、
その学部の教授や在校生、卒業生の声も収録している。

タイトルは「環境学部」だけど、
「環境学部」という名称の学部を持つ大学は、
実は、国内に2校だけしかありませんでした(2019年12月時点)。

環境学は、私たちの住環境や食環境など非常に身近なものから、
自然環境、地球環境のように広範なものまで、
人間活動に関わるあらゆるものが対象となるため、
環境とついた「環境〇〇学」「〇〇環境学」が、
すべて成り立つ学問領域なんですよね。

だから、「生命環境部」「都市環境学部」「社会環境学部」
「海洋資源環境学部」「食品環境学部」「人間環境学部」などなど、
それぞれの大学が、ウエイトを置くジャンルによって、
学部名はさまざまだし、学科名も同じものはないに等しい。

また、農学部や理学部などの学部内にも
環境学を学べる学科が存在している大学も多い。

環境学は文理の枠を越えた学際的な学問なので、
簡単に「環境学部」として、くくりようがないわけですね。

取材で出会った学生や卒業生の中にも、
気象データを解析している人、
プラスチックの代替としての紙製品の可能性を探るべく、
紙の腐朽の研究をしている人、
生物多様性オフセットなどの制度を研究している人、
SDGsが求める企業像を分析している人、
環境と微生物の研究を水処理の仕事に活かしている人、
自然復元の知見をもとに、造園事業の監督をしている人など、
さまざまな分野に取り組んでいる人がいて、
語ってくれたことはそれぞれに、とても興味深かった!

感染症の発生や蔓延も、深刻な地球環境問題のひとつだから、
今回のパンデミックを機に、この分野の研究にも、
さらに力が注がれるであろうこと、
また、そういう若い研究者の活躍を、期待してやみません。
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西浦教授が夢に出てきた

2020-04-17 | つぶやき
昨日、西浦博教授が夢に出てきた。
西浦教授は「人との接触を8割減らすことが大事」と言い続けている、
厚労省クラスター対策班のメンバーで、北大の教授。

愛称「8割おじさん」、なんだそうですが、
感染拡大の恐ろしさを熟知している西浦教授の発言からは、
これ以上の蔓延を心底懸念していることがよ~くわかる。

西浦教授は15日に、
新型コロナ対策をまったく取らなかった場合には、
国内で重篤な患者は約85万人にのぼり、
このうち約半数の42万人くらいが亡くなる恐れがあると、
イタリアやアメリカどころではない、愕然とする試算を発表し、
「もっと気を引き締めましょう! 食い止めましょう!」と
警鐘を鳴らしたのだけど、夢の内容からすると、
どうもその試算がショックだったわけじゃないようだ。

夢の中で、西浦教授と、私がいつも懇意にしている
六本木からだ研究会の先生方と会議をしていた。
話し込んでしまい、終電がなくなっていることに気づいて、
慌てるみなさん。西浦教授は
「始発まで、どこかで時間をつぶしましょうか」と言っている。

会議をしていた場所から、私の家は近かったらしく、
私は西浦教授に「私の部屋に泊まってください。
私は妹の部屋で寝ますから」と言ったのね。

すると、教授は「畳の部屋で、布団ですか」と聞いてきました。
夢の中の私の部屋は和室で、布団を敷いて寝ていたので、
「はい。そうです」と答えると、教授は、
「膝を痛めているから、ベッドじゃないとキツいんだ」と言って、
私の申し出を却下しました。

テレビ画面に映る教授は、穏やかで優しげだけど、
体型的には、ぽっちゃり型です。
おなか周りのワイシャツは、はちきれんばかり。
汗っかきのイメージもある。
「過体重によって、膝に負担がかかっているんだな」
と、夢の中で思いました。

教授からお断りされて、私は瞬時に、
ホッとした自分がいることに気づいた。

私のうちには客人用の布団をなかったので、
汗っかきと思われ、お風呂にも入っていない教授が、
(ああ、ごめんなさい、教授。こんな形容の仕方して。
私はきちんと8割減を維持しております)
そう、それほど親しくもない教授が、
私の布団で寝ることになるのかあ~と思った瞬間、
利他的な気持ちがゆらいだのね。
だから、一瞬ホッとしたわけです。

「うわ~、心狭っ!」と思ったところで、目が覚めた(笑)。

西浦教授のぽっちゃり体型にフォーカスした、
こんな夢を見たのには、少々思い当たることがある。

新型コロナに感染したジョンソン英首相が
無事退院したという報道に、拍手したのは数日前のこと。
一時ICUに入っていたのに、よく回復しました!
本当によかった、よかった。

そのジョンソン英首相の感染を取り上げた新聞に
「新型コロナは太り気味の人は重症化しやすい」と
書いてあったのですよ。

ジョンソン英首相は、2018年末時点で、
身長175センチ、体重なんと105キロだったという。
そんなに重量級だったのか!

思わず自分のBMIを計算してしまいました。
数値は、なんとか普通体重圏内だったけど、
この3週間は絶賛増量中、体重が1キロ増えている。
非常によろしくない。

「まずいぞ、私」と思いつつ、
おなか周りのシャツがパツンパツンの西浦教授を
これまた少し、心配しながら眺めていたので、
あんな夢を見たのだと思う。

ユングやフロイトの夢診断は、
持ちださないことにしておこう。深い分析はやめておきたい。
だって、深層心理がこんがらがっているような気がするもの。
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妹とも社会的距離

2020-04-15 | つぶやき


私はもともと在宅ワークで、取材や打ち合わせがないと、
必需品の買い出しやスポーツ施設に通う以外、ほとんど外に出ない。
まったく出歩かない日もあるうえ、
一日中、だれともしゃべらない日もある。

なので、外出自粛もさほど苦にならないのだけど、
スポーツ施設が休館となり、運動できないのはさみしい。

それから、近く住む妹と距離を置いているのも、
ちょっぴりつまらない。

妹はお弁当の宅配をしている。
配達先には高齢者が多く、新型コロナの蔓延で
学校が休校になってからは、在宅する親や子どもの分として、
配達の申し込みが増えたのだそうだ。

稼ぎは増えたけれど、気苦労も増えたという。
お弁当の手渡しはNGとなり、玄関先に置くらしい。

これまで、話し相手が欲しい高齢者の顧客に、
玄関先で長く話し込まれることも多かったようだが、
今、それは最もよろしくないわけで、お弁当を置いて、
ゼスチャーで挨拶をしつつ、素早くその場を離れるのだとか。

「営業所で、一人でも新型コロナの陽性者が出れば、
営業所は一時的に封鎖することになるだろうから、気を抜けない」と妹。

そりゃそうだよね。
買い物に行けないとか、料理を作るのが大変だから、
宅配をお願いしているのに、それが届かないとなると死活問題。
だけど、それよりなにより、お年寄りへの感染も怖い。

多分、営業所でも「家族以外の人との接触は気を付けよ」と
キツく言われているのだと思う。

妹は、私に届け物に来る場合も、玄関先に品物を置いて、
インターホンを鳴らし、離れた場所で待機。
扉から顔を出した私と話すときも、もちろんマスクをつけている。

お互いに習慣づければ、こういうこともラクになるものね。

おそらくあと数か月は、こういった状況を
我慢しなくちゃならないのだと思う。

3つの密を避けながら、少し経済を回せるようになるのは、
いつ頃のことだろう。
フリーランスの私はかなり厳しいぞ。
 
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ルオー展も延期に

2020-04-09 | つぶやき
今日はクリの命日。
亡くなって、もう7年が経つんだ。

朝陽の射す部屋で横たわるクリのいのちの灯が
消え入りそうになったとき、ふいに
「今日は(20代の頃に)好きだった人の誕生日なんだよね」って、
思ったの、本当にふいに。

大好きだった人の誕生日で、大切だった愛犬の命日。

Twitterでフォローしているダライ・ラマ14世bot‏の
2020年4月9日のことば。

「本当の自分」は形もなく、つかまえることはできない。
そして、刻々と変化し続けているものだと言えるのではないでしょうか。

そうね、変化し続けていくことは大事。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
パナソニック汐留美術館で4月11日から始まるはずだった
「ルオーと日本展」の開催も延期。



残念だけど、仕方ない。開催を待ちましょう。

ジョルジュ・ルオーの作品が好き。

2018年の秋から師走にかけて開催されたルオー特別展も
慈愛に満ちたルオーと出会えて、とてもよかった。

展示してある作品によっては、撮影可のものがあって、
ついつい私も写メしてしまった。



ルオーが手がけたステンドグラス。

ステンドグラス職人のもとで弟子入りして
美術学校に通っていたというルオー。
どおりで。
絵の表現にもその影響が表れているものね。

これまで何度もルオーの作品を見に行ったけど、
生でルオーのステンドグラスを見たのは初めてだった。

「ルオーと日本展」の開幕は5月9日(土)らしい。
それ以上、延期にならないでほしいなあ。
感染症の蔓延、早く落ち着くといいのだけど。

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大きなマスクとゴーグルの人

2020-04-08 | つぶやき
背骨が曲がったメダカの報告をしてから、まるまる3カ月。

2月14日、背骨ちゃんはとうとう力尽き、還らぬ魚となった。
あの姿でよく生きたと思う。

あれから1カ月もしない間に、
世界各地に新型コロナウイルスが蔓延し、えらいことになっている。

「早くしろ!」「遅い!」という声があがるなか、
昨夜、いよいよ緊急事態宣言が発せられ、
私のようなフリーランスには、このうえなく気の毒な、
息もつけないような施策しか聞こえてこなくて、
端から期待していなかったので、がっくりもしないけど、
大胆かつ迅速なコロナウイルス対策である布マスク2枚も
届くのは、まだまだ先のよう。

昨日は神保町にある漢方医院に通院する日で、
予約時間からすると、
ラッシュアワーの時間帯の移動になるはずだった。
満員だったら、ちょっと怖いな~と思っていた。

ところが、時差通勤やテレワークの増加のせいか、
車内はすいていて、席も空いていた。
私が座ったのは、顔半分を覆う大きなマスクとゴーグルで、
ばっちり防除対策をしている男性の隣。

ゴーグル姿の異様な出勤風景なのに
なんか妙な安心感を覚えたことに、自分でも苦笑しゃちゃった。

失業した人と変わらない状況なのに、
コロナに感染したり、感染させたりしたら、
「泣きっ面に蜂」どころの騒ぎじゃないもんね。
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仰向けで過ごすメダカ

2020-01-08 | つぶやき
水槽の底で仰向けになっているメダカの背骨ちゃん、
じいっと目を凝らして、エラが動いているか、確かめる。



やけに大きな目、背骨からくにゃっと曲がっているしっぽ、
怖可愛い、魚の妖怪みたいね。

こうして仰向けになっていることが圧倒的に多いのだけど、
たま~に横たわっていることもある。



仰向けや横向きになって沈んだまま、魚らしく泳ぎ回ることは、もうない。

けれど、瀕死の状態なのかというと、そうではないらしく、
いつの間にか水底を移動して、違う場所にいる。

不自由なからだでも、ありのまま無理せず、
ひっそりと過ごしている背骨ちゃん。
「がんばれ」と、小さくつぶやく。

昨日の明け方、兄が懸命に闘病に寄り添っていた友人が
とうとう力尽き、旅立ってしまった。

私が音響セラピーを何度かさせてもらった人で、
師走には「やってあげてくれ」と兄から頼まれていたのに
果たせず、とても悔やんでいます。

なので、なおのこと背骨ちゃんの生存が頼もしい。
生きていることが確認できると、ほっとする。
とても励まされた気持ちになる。
ありがとう、背骨ちゃん。が・ん・ば・れ…。
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2020年幕開け、がんばれ、背骨ちゃん

2020-01-01 | つぶやき
謹賀新年

例年どおり氏神様の氷川神社に初詣に行き、
引いたおみくじは「吉」。まずまずだね。

新年早々、昨年夏にもらったメダカのお話。

晴子さんのうちからもらった時は、
孵化してどれくらい経っていたのだろうか。

想像していたよりはるかに小さくて、6ミリくらいだったかな。
水替えの時に数えたら14匹いた。

メダカたちが少し大きくなって気がついたことがある。
横から見ると、明らかに背骨がS字に湾曲しているのが、1匹いたのだ。

私はそのメダカを「背骨ちゃん」と呼んで、観察してきた。

ほかのメダカが2.5センチから3センチくらいまで成長しているのに、
背骨ちゃんは2センチくらいしかないのだけど、
不安定な泳ぎ方ながら、ほかのメダカと同じように、
エサに反応して、泳ぎ回っていた。

水替え時のアクシデントやら、原因不明の何かやらで、
メダカの総数は6匹にまで減ってしまった。
そのなかを背骨ちゃんは生き延びてきた。

ところが、昨年11月になって、背骨ちゃんの様子がおかしくなった。
元気なく、水槽の底でじっとしていることが多くなったのだ。

12月初旬、出かけて帰ると、背骨ちゃんが水槽の底でひっくり返っていた。



とうとう力尽きたのか……。
「背骨ちゃん、よくがんばったよ」とつぶやきながら、
割り箸でつまみ上げようとした瞬間、背骨ちゃんがスルリとお箸を交わして、
上へ下へとひゃらひゃら、泳ぎだしたではないか!

背骨ちゃんは死んでいなかった。

死んでいなかったのはいいのだけど、
それから、ほとんど水槽の底でひっく返って暮らしている。


こんな感じで1カ月以上、生きている背骨ちゃん。

見る角度によっては、愛嬌のある顔でほほえましいのだが、
なぜ、いつも仰向けなのか分からない。



多分、この体勢が楽なんでしょうね。
毎日エサやりのたびに背骨ちゃんの生存確認をしている次第。

水槽飼いのメダカは3~4年は生きられるらしい。
背骨ちゃん、今年もがんばれ~。
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朝霞で「檻の中のライオン」講演を開催

2019-06-13 | つぶやき


3月31日に滑川町の古民家ギャラリー「かぐや」で行われた
「檻の中のライオンin 滑川町」講演に参加して、
分かっていそうで分かっていない、日本国憲法の大切さを思い知らされ、
朝霞でも楾大樹弁護士に講演してもらいたいなぁと思っていた。

その私の「つぶやき」に耳を傾けてくれた人がいて、
主催の仕方なんぞを教わり、なんと朝霞でも開催する運びとなった。

つぶやいてみるものね。
そう、本気でつぶやいてみると、天に通じるみたい。

主催者がワタクシで大丈夫か? ということで妹を巻き込んだ。
その最強の助っ人にチラシ制作を依頼したら、
さっそく明るいトーンのこんなチラシを作ってくれた。
彼女は地域情報に精通しているので、なんとも心強い。

刷りあがったら、どんどんバラまかないと。

朝霞開催は参院選後だけど、結果がどうあれ、
憲法のことは、きちんと理解しておかなくてはネ。
好き勝手にいじられたら、本当に取り返しのつかないことになってしまいますよ。
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フォトジャーナリスト豊田直巳さんの講演

2019-05-20 | つぶやき
クレヨンハウスで毎月開催されている落合恵子さん主催の
「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」5月の講演者は、
フォトジャーナリストの豊田直巳さんだった。

豊田さんの共同監督作品『遺言 原発さえなければ』を観ていたし、
現在でもいまだ「福島で奪われているもの」をテーマにした講演を
お聞きしたいと思って出席したのだった。

講演は、1995、96年に沖縄県久米島町の鳥島で起こった
米軍の劣化ウラン弾誤射事故の話から始まった。

米軍は兵士の被ばくを恐れて、少なくとも2010年9月まで
鳥島での通常の環境調査をしていなかったことが分かったと、
今年5月8日に沖縄タイムスで報道されたそうだが、
それさえ知りませんでした。

日本政府は当時の劣化ウラン弾誤射事故を
「鳥島に立ち入っても影響は小さい」と説明していたそうで、
毎度の「ただちに健康被害はでない」とか
「ただちに影響はない」という、あの説明に一貫していたらしい。

でも、米軍は把握していたのでしょう、
1991年の湾岸戦争で使用した劣化ウラン弾の健康被害の状況を。
だから、劣化ウラン弾をばらまいてしまった後、
鳥島に寄りつかなかったのでしょう。

1,500から1,600発ばらまかれ、900発くらいは回収したが、
あとは海の藻屑と化したわけで、
鳥島は無人島だからいいというわけじゃなく、
大切な漁場である海が汚染されてしまったことになると、
豊田さんは指摘しました。

それから、劣化ウラン弾によって傷ついたイラクの
人々、子どもたち状況を写真で説明してくれた。
続いて、震災直後、フクイチ事故後に入った浪江町の写真。
そこには、宮城県や岩手県なら
そのままにされるはずのなかったご遺体が写っていた。

豊田さんはイラク戦争やチェルノブイリでの取材経験も豊富だ。
そんな豊田さんが「放射能の恐ろしさを分かっていながら
原発の危険性を知っていながら、こうなることを
止めることができなかった」と言って言葉を詰まらせた時、
(別に彼は泣いたわけじゃないのだけど)
もらい泣きしそうになってしまった。

原発事故後の福島の状況を見て「無知で無関心すぎた」と
自分を恥じた当時の思いが、鮮明によみがえってきた。

原発で被災した地域に足繁く通い、豊田さんが役場や住民から取材した
数々の情報は、新聞やテレビで報道されないことばかり。

いかにきれいに取り繕われた復興の様子が報道されていることか、
被災地の復興の名のもとに誘致した
2020年開催予定の東京オリンピックが、現実の復興の足を引っ張り、
どれほど張りぼての看板になっていることか……。

福島の人々が「奪われた」と訴えている“ふるさと”とは、
単に大地、地面のことではないんだよね。

伝えられた事実に息が詰まりそうだった。

そんななか、今年の第66回産経児童出版文化賞の大賞に、
震災後の福島県飯舘村を約6年にわたって記録した
豊田さんの写真絵本3部作が選ばれたことは明るい話題のひとつ。

落合さんが「全国の図書館に置かれることを願っているので、
ぜひ購入希望を出してください」と呼びかけていたので、
(個々にも「買ってくださ~い」と言いたいところでしょうが)
市立図書館に資料本を返却しに行ったついでに、蔵書検索してみた。

すると『それでも「ふるさと」』3作品のうち2作品、
『「負けてられねぇ」と今日も畑に』と
『「牛が消えた村」で種をまく』が収蔵されていた。

  

2冊を早速借りて、もう1作品の『「孫たちは帰らない」けれど』の
購入希望を提出してきた。

     
農山漁村文化協会発行、各2,000円    5月20日の東京新聞朝刊の広告

下の『福島「復興」に奪われる村』は書店に注文した。
多分、朝の教室での講演内容が盛り込まれていると思う。


岩波ブックレット、907円

ちなみに、「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」6月の講演者は、
監禁されていたシリアから無事帰国したジャーナリストの安田純平さん。
演題は「中東問題と自己責任の日本社会」だそうです。
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