市役所に、狂犬病予防接種済み届けを提出しに行った。例年のように登録代金を支払い、接種済みの鑑札やウンチ袋などをもらって帰って来た。
ひとつだけ昨年にはなかったチラシが折りたたまれて入っていた。「ペットのための防災」というタイトルで、被災時を想定した心得が書いてある。きっと東日本大震災を受けて、予防接種時期(4月)に合わせて急遽作ったのでしょう。
以下は、県の獣医師会が推奨している「ペット動物のための防災こころえ」です。
地震、台風などの災害が発生した場合、あなたの大切なペット動物も被災者となります。災害が原因で大切なペットを手放したり、避難場所でのトラブルを避けるために日頃から次のことに心がけておきましょう!
□普段から最低限のしつけはしておきましょう。
(避難場所で無駄吠えや咬傷事故などのトラブルが起こらないように
犬ならば「おすわり」「まて」「静かに」など)
□首輪に鑑札・名札をつけておきましょう。
(ペットと離ればなれになっても個体識別ですぐに見つかるように)
□マイクロチップは、首輪を外して逃げてしまった時などに役立ちます。
首輪・引き綱(リード)を嫌がらずに付ける習慣を付けさせておきましょう。
(一緒に避難するときに、嫌がらず速やかに連れて行けるように)
□おり(ケージ)やキャリーバックを用意しておきましょう。
速やかにつれて逃げやすいように、入ることを慣れさせておきましょう。
□写真や記録(健康や病気の記録など)を用意しておきましょう。
(避難先での病気に対処できるように)
□緊急時の餌(保存の利くもの)や飲み物、薬などを用意しておきましょう。
(必要な物資が手に入らない場合を考えて)
□災害発生時のペット動物の取り扱いについて
ご近所とコミュニケーションをとっておきましょう。
でもね、原発事故が起これば、いくらこれらのことを日頃からきちんとやっていても、一緒に避難さえさせてもらえず、置き去りにされてしまうのだもの、やるせないよ。
飼育者の同意の上、衰弱した家畜のみ刹処分にするというけれど、衰弱していない動物は飢餓を味わい続けるということなのかしら。衰弱したころを見計らって、また処分しに行くつもりなのかしら。原発事故のツケはとてつもなく大きい。