2月があっという間に過ぎていこうとしています。2カ月前の今日、トチが逝ったのでした。この2カ月、早かったと思う。
生前、予想していたようには、毎日泣き続けてもいなくて、トチがいない犬ベッドを眺めても、涙がこぼれてこない。乗り越えたの?と思うけど、トチの死は何だか、乗り越えるとか、乗り越えられないとか、そういうものではないようなのです。なんだろう、この感覚……。
先日、ストッパーも押されており、ゼンマイも伸びきっているはずのオルゴールが、夜、いきなり「ポロン」と鳴りました。私が好きなパッフェルベルの「カノン」の一節が奏でられる、犬の置物のオルゴール。
トチが触ったのだったら、ステキなのに、と思いました。