また報告しますので、このブログをお読みになった方々、どうか心に留めておいてくださいね。
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数日間広島に行っていた妹からのお土産が日本酒でした。私があまり日本酒を呑まないことを知っているのに、「珍しいなぁ」と思って箱をよく見てみると「醉心 橅のしずく」と書いてある。ぶなのしずく…、ああ、それで買ってきてくれたのね。
「うれしいなぁ」と思いながらも、何か妙な心持ち…。ついダラ~ッと垂れるブナのヨダレを思い浮かべてしまったからでした。ヤダ~、もう!
気を取り直して「橅のしずく」のお味見を。
口に含むと「おっ、辛口の酒だ」と思うのですが、やわらかくてさらっとしています。するするっと飲み込めてしまい、口の中には後味がしつこく残りません。純米酒って、こんなにさらっとした感じなのかしら? 日本酒を飲みつけていない私にはよく分かりませんが、私には飲みやすいお酒です。
仕込み水には広島県中央部に位置する鷹ノ巣山山麓の伏流水を使っているそうです。日本酒度+3.0。アルコール分15度以上16度未満。ですが、そんなにアルコール度が高いように感じませんでした。
というような日本酒の怖さを私は経験済みなので、今日は味見程度で止めにしておこうっと。
ゴナは推定12~13歳。最近、どうももう耳が聞こえていないようです。妹家族が数日間留守にするというので、毎日、ゴナと2匹の猫(パンチ&かよこ)の面倒を見に行っていたのですが、かつては「お座り」も「伏せ」も「お手」もできたし、飛びつき癖を叱れば、しゅんとしたものですが、何を言っても、指示通りには何もせず、ただ飛びつくばかり。残念なことに指符が効かないので、どうしようもありません。
トチに比べ、病気もせずに至って元気そうですが、さまざまな機能はやはり歳月とともに衰えていくんだなあ。ゴナは日本犬(柴犬)のミックスだから、比較的柴犬系に多い認知症にならなければいいけど。夜鳴き(夜間の遠吠え)や徘徊への対処はなかなか大変ですからね。
よかった~! あれから1カ月以上経っているので、コリー君も生後6カ月を過ぎていたはずです。長くペットショップにいると、狭いケースに入れっぱなしで充分な運動もさせてもらえないし、大きくならないようにエサも少なめで発育不全の場合が多いものです。愛情のあるたくさんの人の手にも触れてもらえず、社会化もできていない。ストレス下に置かれていた幼犬が新しい飼い主の家庭に落ち着いた途端に、さまざまな病気を発症することもあります。
コリー君の里親になってくださった方が、そういう状況もすべて踏まえてくれていることを願わずにはいられません。どんな状況になっても、保護者としての責任を全うしてほしい。生涯可愛がってあげてほしいと思います。問題のある子はある子なりに、多くのことを教えてくれ、恩恵は余りあるものです。
と、分かってはいるものの、現行犯でクリの食糞を見つけたときなどは、ひもじくてするわけじゃないことは重々分かっているのに、「コラッ~! お母さんはお前にひもじい思いはさせてなーいっ!」と怒鳴ってしまうのでした。結局、ストレスケアを充分にしてやらなかった私が悪いので、ビビッて直立不動(正確にはお座り不動)になり、目をシバシバさせながら私を見上げるクリに、仁王立ちしたまま、心の中では「スマン」と謝ることになるのです。トホホ。
昨日は取材で鎌倉彫の伝統工芸士・小園博さんを訪ねました。鎌倉彫の歴史とともに、鎌倉という武士の時代を改めて知ることとなり、すごく面白かった。
で、原稿を書かなくちゃ、と思いながら、ここのところ何となく元気が出ず、なかなか更新できないブログを開くたびに「大快便」という間抜けなタイトルが出てくるので、これだけは早くなんとかしなくちゃと、考えもまとまらないまま、書き出しているところです。
というか、この前に鎌倉彫の歴史を振り返った際、頼朝が制した鎌倉という地域の特異性のことなどをちょっと書き、多分この混沌とした気持ちは最近の仕事の状況から来ているのではないかと考察し、今後どうしていこうと思っているか、みたいなものをつらつら書いたのだけど、なぜか投稿に失敗。多分それは投稿しないほうがいいということだったのでしょう。
この1週間のうちに美味しいものも食べに行ったり、ノエル&ほたるの飼い主・清美さんと妹たちと悪だくみ(?)の相談で6時間も居酒屋を占拠したり、読むのが止まらなくなった本も読了したりと、話題はあったのに書き切れなかった…。
「大快便」を更新したいばかりに、こんなどうでもいいことを書いているなんて、情けなや~。
一人ではとうてい食べ切れない量のジャガイモを頂き、あら大変と思っているうちに小さな芽があちこちに出てしまい、これでは人様に差し上げられないと観念し、3食の主食がジャガイモという、ドイツ人のようなこの数日間。犬たちにも助けてもらうべく、一昨日から茹でたジャガイモをフードに混ぜてやっていました。
今朝は社会人野球の草大会の前にグランドで運動をさせようと、朝の排泄の時間をちゃんと取らずに早朝そそくさと家を出たため、3頭が3頭とも外でウンチをすることになってしまいました。それはそれで別にいいのですが、その量たるや…。
トチのウンチを取っているそばからブナがしゃがみこみ、やっと始末をしたと思ったら、あっちのほうでクリがしゃがみこんでいる。その量が半端じゃなくてびっくりしていると、またしてもあっちのほうでトチが…。ああ、忙しい!
結局、トチは3回、ブナが2回、クリは1回でも2回分といった持ち重りのするお土産を持たせてくれたのでした。
帰宅する時、あまりに重かったので、つい計ってみたくなりました。で、帰宅後、郵便物用の秤で(さすがに調理用の秤には乗せられませんから)計ってみたら、3頭分で490g。0.5kgです。スゴイ! ちり紙とビニール袋の重さなどたかがしれているので、実質それくらい。ステーキ1枚とか、ハンバーグ1個とか想像してみてください。あっ、想像しなくていいです。食べ物との比較はあんまりだ!
なぜこんなに? と思い、いろいろ考えるに、どうもやはりジャガイモが効いているようですね。そのものは大変健康的な姿形でありました。何だかこっちもスッキリしたわよ、もう。
犬たちと暮らす日々の中で、毎日「可愛い!」とか「幸せ!」などと何度も口にする私ですが、クリのストーカー行為には胸を痛めています。私がトイレに行けばトイレの前に、お風呂に入れば浴室の前に、仕事をしていれば仕事場か、仕事をしている私が見える所に、とくっついて回るその姿に、不安神経症とか過敏症の状態が見て取れるので、ベタベタくっついて回られることをあまりうれしいとは思えないのです。クリには単に甘えん坊というのではない病的なものを感じます。
ペットショップから買い取った当初、クリが車のウインカー、サイドブレーキの音に過剰に反応するたびに、トラウマにつながる音なのかと首をひねったものでした。今もウインカーを出したり、サイドブレーキを引くと車内で落ち着きをなくします。
そんなクリが安心した様子で寝入っていると、こちらもほっとします。寝ている時が一番可愛い? クリの寝入っている姿は、ほかの2頭よりなぜか可愛いと思ってしまう。身体が小さいせいかしら…。つい「お前は寝ている時が一番可愛い」などと口にして、折角寝ているのを起こしてしまったりする迷惑な飼い主になってしまうのでした。
犬のための柵付きキャンプサイトがあるということで、1泊した北軽井沢スウィートグラス。オートキャンプ用のテントサイトだけでなく、数々のログキャビンやコテージが建ち並ぶ、広大なキャンプ場でした。
犬用柵付きテントサイト 犬用柵付きのログキャビン
大型犬用ドッグラン 森の中の散歩道
シャワー室やコインランドリーもあるし、食事をサイトにデリバリーしてくれるサービス(もちろん有料ですが)もある。分別するためのゴミ袋が配られ、ゴミ置き場に置いて帰れるし、子供たちがのびのび遊べる野趣豊かなアスレチック施設、花火用の広場もありました。ドッグランも大型犬用、小・中型犬用に分かれて設置されているほか、犬のためのペットウォーク(森の散歩道)も…。何しろ施設が充実しています。ファミリーやグループで、手軽にアウトドアを楽しみたいというのであればオススメ。
ただ人混みが嫌いな私は、ハイシーズンだったら、ここは選ばなかっただろうなと思いました。ひしめくようにテントが並び、キャンパーがわらわら行き交う園内を想像しただけで、ちょっと息苦しくなります。幸い宿泊が日曜日だったので人も少なく、今回はゆったり過ごせました。ひんやりとした高原の風は心地よく、満天の星空に感動したのでした。
確かにうちの周りは湧水に恵まれた土地のようだし、まだたくさん田畑があるし、都内の実家周辺に比べたら田舎ではあるけれど、まさか隣接する市で収穫されたブドウのみを使ったワンイがあるとは思ってもいませんでした。って、すでに私が関わっている読売新聞のエリア情報誌でも紹介したというのに、全然気に留めていませんでした。「読んでなかったの?」とその情報誌の主要記者であり、編集担当の妹になじられてしまった…。ダメなお姉ちゃん。
それが新座産ブドウ100%使用の「野火止わいん」(720ml・1,260円)。巨峰をゆっくり圧搾し、果汁に残った果皮の色を生かしたロゼワインだそうで、地元ブランドのお土産用として万人の口に合うよう、フルーティーでやや甘口らしい。お持たせ用に妹と一緒に買いに行き、店主にウンチクを聞く。店主は利き酒師、奥様はソムリエだそうで、知識が深く広く、お話はとても面白かった。
妹に運転させて行った私は、野火止用水開通350年を記念し、地米を100%使用して醸された純米吟醸無濾過原酒「清酒・野火止」も味見させてもらいました。無濾過だけに雑味というか旨味というか、そんな味わいががっつり残る、香り高いお酒でした。
ワインの方は、今夜、味見予定。「甘口のワインは苦手」と話すと、「それなら」と勧められたのが、新座産ブドウだけでなく甲州ブドウをブレンドした「野火止わいん」(新座産ブドウ100%使用のワインと同じ名前なのがちょっと紛らわしいけど)。こちらは赤・白ともにハーフボトル(360ml・590円)を買ってみました。
今夜は北軽井沢のキャンプ場で、久々にコールマン・ツーバーナー用オーブンを使って、仕込んでおいたピザ生地(仕込みは妹、トッピングは私)で手作りピザを焼く予定。ピザとワインかぁ、楽しみぃ~!
「野火止わいん」・清酒「野火止」の発売元は、酒のおぎはら
http://www.sakeno-ogihara.com
6年前くらいに、本体価格が30万円もしない中古のワゴン車を買い、気に入って乗っています。犬3頭との暮らしには車は必需品。こじゃれた場所にお出かけ、なんてあまりしないけれど、毎朝の運動や獣医さん通いにはなくてはならないものです。
車には私と犬しか乗らないので、というより、普段、荷台はフルフラットにしてあるし、犬の毛だらけでなので、ほかの人をすぐには乗せられない。まさに犬車なのであります。
購入時、犬と乗る車には私なりの条件がありました。後部座席がフルフラットになるもの。それから、リアウィンドウの開閉が運転席にいながらにしてできるもの。つまり電動開閉型ですね。
4ナンバーのバンでもよかったのですが、毎年の車検はちょっと面倒だったし、中古のバンだとリアウィンドウは、後部座席に乗っている人が手動で開け閉めをするタイプのものが主流だったので却下。電動で開閉できるものじゃないと、窓を開けていて急に雨が降り出したとか、暑くなったから少し窓を開けようというとき、犬たちがやれるわけじゃないので不便でしょ。
それから、フルフラットにした後部荷台は、私が足を伸ばして寝られるサイズを希望していました。みなで遠出した際、たとえばキャンプ場に行ったとしても、雨降りだったらテントを張るのは難儀だし、今までも違う車ではありましたが、犬たちと私とでずいぶん車で寝泊まりしたものです。今の車でも十分それができるのがうれしい。
このように条件に合ったうれしい車なのですが、前のオーナーがサーファーだったとのことで、初めて「マイカー」となり、乗り込んだときの匂いといったら! 車内はココナッツオイルの香りがぷんぷんしており、しばらく抜けませんでした。そのうち、塩害によるダメージで、交換・修理が必要な部品が次々に出てきました。
ブレーキパット、ブレーキシュー、ヒーターファンモーターも換えなくてはいけなくなったし、今年に入って加速がスムーズにできず、回転数が上がらなくなり、アイドリング中にガタガタ音がするようになりました。いつ止まってしまうかと不安な毎日。修理に出して見てもらうと、プラグコードが中で断線していたらしく、漏電していました。
プラグコードを交換して、しばらく快調と思っていたら、今度はエアコンの弱・中のメモリだと送風されなくなってしまい、残暑厳しい折から辛い状況に…。またしても修理に出すと、ヒーターレジスターがバリバリに錆びていて、そのために利かなくなっていたのでした。修理屋のおじさんは「普通はこんなに錆びないよ」という。これもまた海の潮のせいでした。
今度の日・月は犬連れで軽井沢に出かけることになっているので、どうかこのまま快調で…と祈らずにはいられません。
通いの仕事がほぼひと段落し、一日自宅作業ができる今日の朝は、気分を変えて黒目川沿いを歩くことにしました。
黒目川は、東京都西部にある小平霊園内の「さいかち窪」に端を発し、東久留米市、埼玉県新座市、朝霞市を流れ、新河岸川に合流する川で、ご多分に漏れず高度成長期には生活排水などが垂れ流され、かなり汚れてしまったようですが、近年はアユも釣れる里川として甦っています。
名の由来は湧水が多いことから「水を汲める」「土地が黒めの肥沃な場所」のいずれかだとされているようです。黒目川のいたる所で、湧き上がる水が沢や湧水地を形成し、岸辺には遊歩道が整備されている区間も多い。両岸に桜並木が続く場所もあり、シーズンには花見客でいっぱいになります。
以前はたびたび犬たちを水遊びに連れて行っていました。川沿いの遊歩道から川に入れる場所があちこちにあって、水深もたいてい膝くらいなので、暑い日には涼を得られる手ごろな遊び場でした。特に浜崎黒目橋下の右岸側は川岸まで階段が設けられており、休日には多くの子供たちが川遊びを楽しんでいます。いつか日曜に出かけて行き、思いのほか人が多かったために、犬たちを遊ばせることができずに帰ったこともありました。
今朝は川沿いの遊歩道を散歩してから、浜崎黒目橋の右岸に下りて行きました。たっぷり泳がせようと思ったのですが、数日来の豪雨のためか、思っていた以上に水かさがあり、また流れも速かった。
私はカヌーをやっていたのでよく分かるのですが、川は流れが穏やかそうに見えても意外に水流が強く、水面下は川底の形や障害物などによって、複雑な流れが形成されています。
いつかみなを連れて、取材で千曲川に行ったときのこと。千曲川は台風後の濁流と化し、流れも速く荒れていました。リードを外した途端に何を思ったかクリがその濁流に飛び込んで行ったのです。私はもうびっくりして、ひたすら「クリィーッ!」と金切り声をあげておりました。ライフジャケットを着ていても、あの濁流では助けることはできないと思ったのです。
するとクリが、ひょいっと岸辺に流れ着いて来たのです。本流に押し流される前に、岸辺に吸い寄せられる反転流に乗って戻って来たのでした。クリはブルブルっと身震いをして水気を散らしてから、何もなかったように私の所に飛んで来ましたが、私は腰が抜けそうなほど、あわあわしていました。
浜崎黒目橋下の階段は普段は一番下まで下りられるのに、今朝は数段上まで水が来ていて、本流の水深は私の腰辺りまで確実にありそうでした。
犬たちが若いときは、台風後の濁流は別として、川底に足がつかない流れのある場所でも泳がせていたし、もともと水猟犬なのだから泳力はあるはずなのだけど、耳が聞こえないトチを連れていることの不安も心の片隅にあって、結局、階段付近で軽く泳がせるにとどまったのでした。川の怖さを知ってるだけに、ちょっと慎重になってしまった。自分も犬も年をくったしネ。
それでも気持ちよさそうに岸近くの流れに乗っていたので、まぁいいとするか。彼らは水を浴びて涼しげでしたが、こちらは朝から大汗をかき、見苦しいことこのうえなし、となりました。
先週の土曜、とあるリサーチのために内房・鋸南、鴨川地域を訪ねました。そのとき初めて千葉県に「日本棚田百選」に選ばれた千枚田があることを知りました。
鴨川市山間部の傾斜地に広がる大山千枚田は「東京から一番近い千枚田」と謳われ、3.2ヘクタールの敷地に375枚もの棚田が連なっています。
この棚田の存続活動を積極的に行なっている団体がNPO法人大山千枚田保存会だそうで、2000年から棚田オーナー制度を設け、また各種トラストや体験学習などを通じて、一般の人々に農業に対する理解を深めてもらい、地元農家の手で代々受け継がれてきた棚田の保全に努めているとのこと。
東京からさほど遠くない房総半島で、こんなに麗しい風景が見られるとは思ってもみませんでした。
が、しかし、先人が多くの汗を流し、智慧と工夫で造り上げた傾斜地の田畑…、厳しい作業条件下で作物を収穫する苦労を思うと、ただ「美しい…」なんて溜息をついていたのでは申し訳ない気持ちになり、「これからもお米は一粒残さず食べますから」などと呟きつつ、頭を垂れたのでありました。