結論からいうと、副腎皮質ホルモンも甲状腺ホルモンも正常に分泌されており、何の問題もありませんでした。つまり、副腎皮質機能亢進症の疑いは晴れたわけです。
だとしたら、なぜALPの値が桁違いに高いのか。ほかに疑われるとしたら、肝疾患、胆道系疾患、骨疾患、悪性腫瘍…。ううん、どれひとつ取っても、楽観視できないものばかり。肝臓や骨にガンがある場合も非常に高い値になるというので、やはりCTの検査が必要です。
CTを撮るには、全身麻酔が必要で、CTを撮ったからといって100%解明できるわけじゃない。もしCTを撮るなら、全身麻酔をするのだから、ついでに耳の付け根の腫瘍を摘出するというのが先生の提案。
CTを撮るには5~8万円くらいかかるでしょう。切除手術でプラス4~5万円かなあ。かなりの出費だけれど、それで何かが分かり、耳の付け根の出来物が取り去られるなら、それはそれでいいのだけど、CTの結果「もし悪性腫瘍です」なんてことになったら、どうしよう…。
いや、今から「どうしよう」なんて弱気になっていてもしょうがない。悪い結果が出ないかもしれないし、仮にそうでも何か手立てがあるかもしれない。
やはりCTを受けさせようか…。迷うなあ。